トランプ関税ショックとスピリチュアルな気づき~
世界が大きく揺れました。
トランプ前大統領の関税政策をめぐる影響で、株式市場は大きなショックを受け、世界的に株価が下落。
日本でも、昨日は過去三番目という歴史的な下げ幅を記録しました。
幸い今日は株価も持ち直しているようです。
昨日までの数日は、投資をしている人々にとっては、目を覆いたくなるような一日だったかもしれません。
一瞬で資産が目減りし、不安や焦りが胸に広がったことでしょう。
「このままどうなるのか?」
「今、売るべきか?耐えるべきか?」
心は大きく揺れ動いたはずです。
けれど、一方でまったく別の世界にいる人たちもいます。
投資に興味はあっても、余裕がなく手を出せなかった人。
そもそもお金の動きに縁がないと感じていた人。
そのような人たちにとって、昨日の大暴落はニュースでしかありませんでした。
「お金がない」という現実は、時に人を落胆させます。
しかし、皮肉にもこういう時にはその「なさ」が、心の自由を生むのです。
損失もなければ、決断もない。
ただ、日常の中に身を置いていられる。
◆持たざる者の強さ
スピリチュアルな視点から見ると、「持っていること」は時に執着を生み、恐れを連れてきます。
守るものが多ければ多いほど、手放すことへの不安が増していくのです。
けれど「持たざる者」は、その執着から自由でいられます。
恐れも不安も、最小限で済む。
むしろ、目の前の一杯のお茶の温かさや、家族の笑顔にこそ、豊かさを見いだすことができるのです。
今回の出来事は、まるで「本当の豊かさとは何か?」と私たちに問いかけているかのようです。
◆“持たない”ことの象徴――古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの生き方
このような「持たないことの豊かさ」を象徴する存在として、古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの話があります。
彼は樽の中で暮らし、ほとんど何も所有せずに生きていたことで知られています。
ある日、世界征服を目指すアレクサンドロス大王が彼を訪ね、「何か望みはあるか?」と尋ねました。
ディオゲネスはこう答えたのです。
「そこをどいてくれ。日光が遮られている。」
その言葉には、「私は何もいらない。太陽の光さえあれば充分だ」という、究極の自由と満足が込められていました。
莫大な権力と富を持つ王が、持たざる哲学者に問いかけ、逆に自分の影の存在を突きつけられる。
この逸話は、真の豊かさとは“何かを持つこと”ではなく、“心の自由”にこそあるのだという普遍的な真理を私たちに教えてくれます。
◆お金と心のバランスを整える
もちろん、投資や経済活動を否定する必要はありません。
それはそれで、地上の体験の一部として、私たちに学びと成長をもたらしてくれるものです。
ただ、そこに託すことで頼っていること。
心まで巻き込んでしまうこと。
それが、魂のバランスを崩す原因になるのです。
お金がある人は、そのお金を「使える自由」とともに、「失っても心は平穏でいられる在り方」を磨いていく。
お金がない人は、「ないこと」を悲観するのではなく、今ある小さな豊かさを見つめ直すことで、本当の幸せに気づく。
そのどちらも、スピリチュアルな学びの道です。
私たちは、何を持っていても持っていなくても、魂の豊かさには違いがありません。
むしろ何も持たない時こそ、本当の「心の自由」に触れるチャンスなのかもしれません。
今日も、あなたの心が穏やかでありますように。
著書『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
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