2025年4月8日火曜日

お金がある人ほど不安になる理由~本当の豊かさとは?~

トランプ関税ショックとスピリチュアルな気づき~

世界が大きく揺れました。

トランプ前大統領の関税政策をめぐる影響で、株式市場は大きなショックを受け、世界的に株価が下落。

日本でも、昨日は過去三番目という歴史的な下げ幅を記録しました。

幸い今日は株価も持ち直しているようです。

昨日までの数日は、投資をしている人々にとっては、目を覆いたくなるような一日だったかもしれません。

一瞬で資産が目減りし、不安や焦りが胸に広がったことでしょう。

「このままどうなるのか?」

「今、売るべきか?耐えるべきか?」

心は大きく揺れ動いたはずです。

けれど、一方でまったく別の世界にいる人たちもいます。

投資に興味はあっても、余裕がなく手を出せなかった人。

そもそもお金の動きに縁がないと感じていた人。

そのような人たちにとって、昨日の大暴落はニュースでしかありませんでした。

「お金がない」という現実は、時に人を落胆させます。

しかし、皮肉にもこういう時にはその「なさ」が、心の自由を生むのです。

損失もなければ、決断もない。

ただ、日常の中に身を置いていられる。


◆持たざる者の強さ

スピリチュアルな視点から見ると、「持っていること」は時に執着を生み、恐れを連れてきます。

守るものが多ければ多いほど、手放すことへの不安が増していくのです。

けれど「持たざる者」は、その執着から自由でいられます。

恐れも不安も、最小限で済む。

むしろ、目の前の一杯のお茶の温かさや、家族の笑顔にこそ、豊かさを見いだすことができるのです。

今回の出来事は、まるで「本当の豊かさとは何か?」と私たちに問いかけているかのようです。

◆“持たない”ことの象徴――古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの生き方

このような「持たないことの豊かさ」を象徴する存在として、古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの話があります。

彼は樽の中で暮らし、ほとんど何も所有せずに生きていたことで知られています。

ある日、世界征服を目指すアレクサンドロス大王が彼を訪ね、「何か望みはあるか?」と尋ねました。

ディオゲネスはこう答えたのです。

「そこをどいてくれ。日光が遮られている。」

その言葉には、「私は何もいらない。太陽の光さえあれば充分だ」という、究極の自由と満足が込められていました。

莫大な権力と富を持つ王が、持たざる哲学者に問いかけ、逆に自分の影の存在を突きつけられる。

この逸話は、真の豊かさとは“何かを持つこと”ではなく、“心の自由”にこそあるのだという普遍的な真理を私たちに教えてくれます。

◆お金と心のバランスを整える

もちろん、投資や経済活動を否定する必要はありません。

それはそれで、地上の体験の一部として、私たちに学びと成長をもたらしてくれるものです。

ただ、そこに託すことで頼っていること。

心まで巻き込んでしまうこと。

それが、魂のバランスを崩す原因になるのです。

お金がある人は、そのお金を「使える自由」とともに、「失っても心は平穏でいられる在り方」を磨いていく。

お金がない人は、「ないこと」を悲観するのではなく、今ある小さな豊かさを見つめ直すことで、本当の幸せに気づく。

そのどちらも、スピリチュアルな学びの道です。


私たちは、何を持っていても持っていなくても、魂の豊かさには違いがありません。

むしろ何も持たない時こそ、本当の「心の自由」に触れるチャンスなのかもしれません。

今日も、あなたの心が穏やかでありますように。


著書『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

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