いよいよ本日から大阪万博が開催されます。
かつて1970年に開催された大阪万博は、日本にとってまさに戦後復興の総仕上げとも言える国家的イベントでした。
当時のテーマは「人類の進歩と調和」。
科学技術が人類の未来を明るく導くという信念のもと、宇宙開発や家電、交通システムといった当時の最先端が一堂に会し、人々の心を躍らせました。
その時代、日本は高度経済成長のただ中にあり、物質的な豊かさこそが幸福の象徴とされていました。
大阪万博はまさにその信念を世界に示す場であり、多くの日本人に「未来とはこういうものだ」という夢を与えたのです。
スピリチュアルな観点から見れば、この万博は人類が“外の世界”を通して進化を遂げようとする、エゴと物質に基づく成長の最終章だったともいえるでしょう。
とりわけ話題となったのは、アメリカのアポロ計画によって採取された「月の石」の展示です。
この“月のかけら”を実際に見るために、多くの来場者が長蛇の列を作り、数時間待ちも当たり前という熱狂ぶりでした。
地球以外の天体から持ち帰られた実物を目にすることは、人類が科学力を高めて宇宙空間をも制したという意識を人々に強く印象づけました。
それから半世紀を経て、再び日本が万博を迎えようとしています。
今日から開催される大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、前回とは異なる方向性を示しています。
かつての万博が科学と技術による“進歩”を讃えたのに対し、2025年の万博では、「いのち」や「共生」、「心の豊かさ」が中心に置かれています。
この違いには深い意味があります。
現代社会は、物質的には豊かになったものの、孤独や不安、環境破壊、気候変動、パンデミックなど、多くの“内的な問題”に直面しています。
人類は、もはや科学技術だけでは解決できない課題に立たされているのです。
そのため、2025年の万博は「外側の世界」を発展させるだけでなく、不十分ながら「内なる世界」にも光を当てる必要があるという意識が投影されています。
人々の心や精神性、命の尊厳、地球との共鳴といったテーマが、万博の中核を成すことになるでしょう。
スピリチュアルな文脈で読み解くならば、1970年の万博が「目覚め前の人類」、つまり物質や所有を通じて自分を知ろうとした時代の象徴であるのに対して、2025年の万博は「目覚めた後の人類」、すなわち本質と繋がり、魂の道を歩み始める段階を意味しています。
さらに2025年という時期自体にも、重要な宇宙的意義があるとされます。
占星術的には、冥王星がみずがめ座へと本格的に移行し、人類の意識が個から集合へ、支配から共創へとシフトする節目でもあります。
このような時代に開かれる万博は、もはや単なる展示の場ではなく、人類全体が次なる意識の段階へと移行するための“集合儀式”ともいえるのです。
そして日本という国が、その儀式のホストとなる意味は非常に深いものがあります。
かつては「物づくり大国」として世界に示された日本ですが、これからは「心づくり」や「魂の調和」、「自然との共生」という、より霊的で精神的な価値を発信していく使命があります。
2025年の大阪・関西万博は、いのちと地球と宇宙がひとつに響き合う新しい文明の夜明けを告げるものすべきでしょう。
それは、光と影、男性性と女性性、科学と精神、すべてを統合する“新しい世界の胎動”なのかもしれません。
まさにこの万博は、魂の進化のための扉が開く瞬間であり、今の時代を生きる私たち一人ひとりがその門をくぐるかどうか、問われているとも言えるのです。
著書『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
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