2025年3月24日月曜日

斉藤知事問題 権力による報復といじめの構造

第1章:権力を持つ者による報復はなぜ起こるのか?

いじめの場面では、クラスのリーダーが自分の不正や過ちを隠すため、勇気を持ってそれを指摘した告発者を攻撃することがあります。

これと同様に、社会全体でも、権力を握っている者が自らの過ちを隠蔽する目的で、内部告発者や批判者に報復行動を取るケースが少なくありません。

今話題となっている斎藤元彦兵庫県知事の問題もそうでしょう。

今回は権力による報復といじめ構造について考えてみます。

いじめの被害を訴えたり、加害者を告発したりする人は、往々にして「裏切り者」というレッテルを貼られ、逆に非難や攻撃の対象にされてしまいます。

社会においても、組織内の不正を暴露した内部告発者が、正義の行動を起こしたにもかかわらず、組織内で孤立したり制裁を受けたりする悲劇が繰り返されています。

さらに近年では、ネットを利用した報復行為が問題化しています。

いじめを告発した生徒の個人情報がSNSなどで晒され、精神的に追い込まれる事例が増えていますが、これは権力者や組織がネットを悪用し、自らに不利な情報を告発した人間を個人的に攻撃し、社会的に抹殺しようとする行為と共通しています。


第2章:権力者による報復と社会の責任

人望があり、多くの人から支持されている人物が、必ずしも正しいとは限りません。

学校では、クラスの人気者がいじめの加害者である場合、周囲はその人気者を守ろうとするあまり、告発した者を「空気を読めない悪者」として非難するケースが多く見られます。

このような「人気のある人間が正しいはずだ」という誤った思い込みが、結果的にいじめを黙認し、問題を深刻化させる要因となっています。

また、社会においても、著名人や政治家など影響力が大きく支持基盤の厚い人物が問題を起こした場合、問題自体が過小評価され、真実が隠蔽されることがあります。

多くの支持者がその人物を擁護することで、事実を告発した人々が逆に批判を浴びたり、社会的に不利益を被ったりすることが少なくありません。

こうした状況を改善するためには、告発者や被害者を守るための社会的制度が不可欠です。

いじめを防ぐためには学校内での通報制度や心理的支援の仕組みが必要であるように、社会においても、内部告発者を法的・社会的に保護する仕組みを整える必要があります。

さらに重要なことは、私たち一人ひとりが傍観者にならず、問題を見過ごさないことです。

いじめや権力者による報復が起こるとき、傍観者の沈黙が状況を悪化させる最大の要因です。

いくら人々の人気があり、支持が高い方であろうと、権力による報復を許してはなりません。

いじめを受ける側が不人気であり、多くの方から避けられる人物で、その人を擁護するといじめの対象になろうとも、不正は正さねばなりません。

私たちが正義を求めて声を上げ、被害者を守り、不正を許さない態度を示すことで、社会全体の在り方を変えていくことが可能になります。

逆に人気者のいじめを被害者側の責任にし、正当化したりする世の中では、いじめ問題も消えることはないでしょう。

そのことを冷静になって自分がいじめの被害者側ならどう思うかを考えてみてください。

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