2025年3月16日日曜日

生霊の正体とスピリチュアルな対処法

第1章:生霊とは何か?そのスピリチュアルな意味

1-1:生霊とはどんな存在か?

生霊――この言葉には、どこか恐ろしく、そして不思議な響きがあります。

多くの人は「幽霊」は亡くなった人の霊を指すと思っていますが、実はこの“生霊”というのは**“生きている人”の念(感情エネルギー)によって生まれるもの**です。

生霊とは、生きた人間の感情や意識の一部が、肉体を離れて他人に影響を与えるエネルギー体のこと

これは、強烈な恨み、怒り、嫉妬、執着などがエネルギー化して他者に向けて飛んでいく現象です。

このエネルギーは、物理的には見えなくとも、スピリチュアル的には非常にリアルで、他者の運気や体調に影響を与えることがあります。

日常で私たちが無意識に感じる「何か変な感じがする」「なんだかツイてない」「理由なくイライラする」などは、生霊が影響しているサインである場合もあります。

特に感受性が高い人や、霊感のある人は、生霊の存在を敏感に察知しやすいのです。

実際に霊的に敏感な方は、「誰かに見られているような感覚」や、「誰かの念がまとわりついている気がする」という訴えがあります。

生霊は、相手の思念の強さに比例して力を持ちます。

だからこそ、「意識の使い方」がとても重要なのです。


1-2:古典に見る生霊の影響

生霊という現象は、現代に始まったものではなく、古来から人々の間で知られてきた存在です。

その証拠に、日本の古典文学の中には、生霊に関する記述がいくつも残っています。

最も有名なのが『源氏物語』に登場するエピソードでしょう。

光源氏の愛人である六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)は、源氏の正妻・葵の上に強い嫉妬と憎しみを抱いていました。

その強烈な想念が生霊となり、葵の上を呪い殺してしまうという描写があるのです。

また『今昔物語集』にも、「近江国の生霊が京に現れて人を殺す」という不思議な話があります。

これは、道を歩いていた男性が、一人の女性に道案内を頼まれ屋敷へ向かう話。

その女性は実は、生霊だったことが判明し、その家の主人が突然倒れ亡くなってしまう――というものです。

これらの古典に共通するのは、生霊の念が“死を招くほどの力を持っている”ということです。

これは極端なケースではありますが、現代においても「事故が続く」「健康が急激に崩れる」「不自然なトラブルが増える」などの現象の背後には、生霊が関わっている場合もあるのです。


1-3:現代における生霊のリアルな影響

現代では科学技術の発展により、霊的なものを否定しがちな風潮がありますが、それでも生霊の影響を感じる人は少なくありません

たとえば、ある女性は、「特定の人物のことを考えると、必ず頭痛が起きる」という悩みを抱えていました。

瞑想を通して見えたのは、相手からの強い嫉妬のエネルギー。

生霊としてそのエネルギーが彼女に届いていたのです。

また、SNSやブログといったデジタル空間も例外ではありません。

ネット上でネガティブなエネルギーが飛び交い、それに影響される人が増えています。

つまり、念は距離も時空も越えて飛ぶことができるのです。

それが目に見えないエネルギーの怖さでもあり、スピリチュアルの奥深さでもあります。



第2章:生霊と「使いの者」〜動物霊のスピリチュアル的関係性〜

2-1:生霊が動物の姿で現れる理由

一般的には、生霊は“送った人の姿”として現れるとされていますが、実はそうではないケースも存在します。

筆者自身の体験でも、瞑想中に見えたのは、小さなフェレットのような動物霊でした。

それは、人の怒りや嫉妬の念が形を変えて、動物のような姿で現れた「使いの者」だったのです。

このように、生霊が“人間ではない姿”をとって現れる理由は、その念の性質によります。

動物的本能=衝動・本能的攻撃性・執着性が念と結びつくことで、霊的存在に転化してしまうのです。


2-2:怒りの念が霊的エネルギーになる仕組み

怒りや憎しみの念は、非常に強いエネルギーを持っています。

そのため、本人が自覚していなくても、ある種の“攻撃性のある念”が外部に発射されてしまうのです。

こうした念は、場合によっては霊的な存在を巻き込み、「使いの者」=エネルギーの媒体として働く霊的存在を生み出します。

そのエネルギーを受け取った相手は、体調不良・感情の乱れ・人間関係の不和など、さまざまな形で影響を受けることになります。


2-3:古来の管狐や動物霊との類似性

日本の呪術文化にも、「動物の霊を使って他人を祟る」という伝承が多くあります。

代表的なのが「管狐(くだぎつね)」や「犬神(いぬがみ)」といった存在です。

これらの存在は、生霊とは別のものとされていますが、“念を形にして飛ばす”という点で共通しています

つまり、古来の霊的存在の正体も、もしかすると人間の強い念から生まれた“意識の化身”だったのかもしれません。



第3章:生霊を飛ばさないための心の在り方

3-1:念が強い人の特徴とスピリチュアルな影響

生霊を無意識に飛ばしてしまう人には、ある共通点があります。

それは、「念が強い」人であることです。

念の強い人とは、思考や感情のエネルギーが通常よりも強く、強く願えばそれを現実化する力を持つ人です。

こうした人は、ポジティブな願望を持てば成功しやすい傾向にありますが、ネガティブな思いを持つと、自分も他人も傷つける形になってしまいます。

特に、以下のような傾向がある人は注意が必要です。

  • 執念深い(一度こだわると、なかなか手放せない)
  • 感情の起伏が激しい(怒りや嫉妬を強く感じやすい)
  • 人間関係に強く依存する(特定の相手への執着が激しい)
  • 過去の出来事をずっと引きずる(許せない思いを持ち続ける)

こうした性質を持っている人は、意識的に感情のコントロールを行う必要があります。

念の強さをポジティブに活かすためには、
「思いを手放す」「許す」「執着を捨てる」
といった心の在り方を意識することが重要です。



3-2:離魂病・幽体離脱との違いと注意点

江戸時代には、生霊を「離魂病(りこんびょう)」と呼び、恐れられていました。

これは、魂が無意識に肉体を離れ、他の場所へ行ってしまう現象のことです。

幽体離脱と似ていますが、幽体離脱は本人の意思で行うのに対し、離魂病は無意識のうちに起こるものです。

この離魂病がひどくなると、本人は魂が抜けた状態のままボーッとしたり、気力を失ったりしてしまいます。

一方で、その魂の一部が他者に影響を及ぼし、生霊として現れることもあるのです。

この現象を防ぐためには、日常的にグラウンディング(地に足をつけること)が大切です。

🌿 簡単なグラウンディング法 🌿

  1. 深呼吸をしながら、足元に大地のエネルギーを感じる
  2. 「私はここに存在する」 と心の中で唱える
  3. 身の回りの現実に意識を向け、五感を使う(風を感じる、食べ物を味わうなど)

こうした習慣をつけることで、自分の魂を安定させ、生霊を飛ばしにくくすることができます。



3-3:無意識の恨みが念になる理由と癒し方

人は表面的には忘れたつもりでも、心の奥底にわだかまりが残っていることがあります。

この無意識のわだかまりが、生霊となって飛んでしまうことがあるのです。

生霊を飛ばさないためには、「許しのワーク」 を行うことが効果的です。

🌸 許しのワーク(イメージ瞑想) 🌸

  1. 目を閉じて、心の中で許せない相手を思い浮かべる
  2. その人の前に「光の玉」が現れ、それが自分と相手を包むイメージをする
  3. 「私はあなたを許します。私は自由になります」と心の中で唱える
  4. その人が光と共に柔和になってくるのを感じ取ります
  5. 最後に感謝して終わります

このワークを繰り返すことで、心の奥にある執着やわだかまりが解け、生霊として飛んでしまうことを防ぐことができます。



第4章:スピリチュアルな念返し・浄化テクニック

4-1:日常でできる簡単な念返しの方法

生霊やネガティブなエネルギーを受けてしまった場合、日常的に簡単にできる浄化法があります。

🌿 簡単な念返し法 🌿

  • 「お帰りください」と心の中で(あるいは声に出して)唱える
  • 粗塩で身体を清める(塩風呂や塩を持ち歩く)
  • ホ・オポノポノを実践する(後述)
  • 瞑想でエネルギーを浄化する


4-2:ホ・オポノポノによるスピリチュアル浄化

ホ・オポノポノは、ハワイの伝統的な癒しの手法です。

これは、たった4つの言葉を唱えるだけで、ネガティブなエネルギーを解消できると技法です。


ホ・オポノポノの4つの言葉

  1. 「ごめんなさい」
  2. 「許してください」
  3. 「ありがとう」
  4. 「愛しています」

この言葉を心の中で繰り返し唱えるだけで、生霊を浄化し、エネルギーをポジティブに変えることができます。



4-3:イメージワークによる念抜きヒーリング

最後に、生霊を受けてしまった時に役立つ「念抜きヒーリング」をご紹介します。

🌿 念抜きヒーリング法 🌿

  1. 静かな場所でリラックスし、目を閉じる
  2. 自分の胸の中央に「光の球」があるとイメージする
  3. その光の球に、刺さっている「矢」や「紐」のようなものがあると想像する
  4. ゆっくりとそれを抜き、「もと来た場所へ返す」と意図する
  5. 抜けた部分を「光のエネルギー」で満たし、深呼吸する

このイメージワークを続けることで、受けた念をクリアにし、自分自身を守ることができます。



第5章:念の力とスピリチュアル成長

5-1:念を光に変える生き方

念は、呪いにもなりますが、祝福にもなります。
だからこそ、ポジティブなエネルギーを意識的に発することが大切です。

日々の意識を「愛」「感謝」「許し」に向けることで、あなたの念は浄化され、周囲に良い影響を与える存在へと変わります。



5-2:周囲を浄化する人になるために

自分自身が「浄化する人」になることで、他人の生霊やネガティブな影響を受けにくくなります。

日々の習慣を変えるだけで、エネルギーの質が変わるのです。

🌿 スピリチュアルな習慣 🌿

  • 朝晩の感謝の祈り
  • 瞑想で心を整える
  • 良い言葉を使う


5-3:スピリチュアルにおける愛と許しのパワー

最後に――
愛と許しの心を持つことで、あなたはネガティブなエネルギーから守られます。

愛を持ち、光を放つ存在になりましょう!


著書『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

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