兵庫県知事の斎藤元彦さんをめぐっては、ここのところさまざまな話題が世間をにぎわせています。
報道のたびに賛否が分かれ、立場によって受け止め方が大きく違う、そんな空気を感じている方も多いのではないでしょうか。
私はそうした政治的な是非そのものには立ち入りません。
世間で議論があることは事実として受けとめつつ、ここでは斎藤さんという一人の人の、その奥にある魂の傾きやルーツのほうへ、目を向けてみたいのです。
政治の是非ではなく、魂のほうを見つめてみる
ある人物がニュースで取り上げられると、私たちはどうしてもその出来事の良し悪しに気を取られます。
けれど霊的な視点から人を見るとき、私はまず善悪の評価を脇に置くようにしています。
どんな人も、長い魂の旅の途中にいます。
今の人生で表に出ている性質は、過去に積み重ねてきた経験の名残であることが多いものです。
その人を裁くためではなく、理解するために魂を視る。
そう心がけながら、斎藤さんのルーツをたどってみました。
江戸の世で、人の上に立った記憶
斎藤さんについてまず私の心に浮かんだのは、武家として人の上に立っていた一生でした。
時代としては江戸の頃でしょうか。
領地を治める立場にあり、大勢の家臣を抱えていたようです。
そのころの彼は、信じた方針をまっすぐに押し進める人でした。
決断は速く、いったんこうと定めれば迷いません。
その強さは、乱れた領地を立て直すうえで頼もしい力になったでしょう。
一方で、自分の考えにそぐわない声に耳を傾けるのは、あまり得意ではなかったのかもしれません。
家臣との間に距離が生まれ、思いがすれ違う場面もあったようです。
強い意志と、まわりへの目配り。
そのふたつのつり合いに、彼は当時から向き合っていたのだと感じます。
人の上に立つ器を持ちながら、人の心の機微にどう寄り添うかという課題を、魂は長く抱えてきたのでしょう。
過去世の経験が、今の生きづらさになることもある
過去にリーダーの座にあった魂は、今世でも自然と人をまとめる場へと運ばれていきます。
けれど同時に、かつてうまくいかなかった記憶が、心の奥にうっすら残っていることがあります。
まわりに受け入れてもらえなかった、立場を脅かされた、そうした古い感覚が、知らず知らず今の振る舞いに影を落とす。
これは斎藤さんに限った話ではありません。
誰の魂にも、こうした持ち越しのテーマがあるものです。
そう思うと、人を一方的に責める気持ちは、自然とやわらいでいきます。
宇宙の記憶にたどる、もうひとつの姿
さらに彼の魂を奥へとたどっていくと、人として生まれる前の、別の星での姿がうっすら視えてきます。
私たちの魂は、人間に生まれ変わる前に、地球とは違う惑星で過ごした時期を持つことがあります。
その頃の姿を、私は宇宙魂の姿と呼んでいます。
斎藤さんの場合、爬虫類のおもかげをもった、けれどどこか気高い姿が浮かびました。
後頭部からは長い羽根が伸び、額には金属の飾りのようなものが見えます。
頭の働きがとても速く、物事を筋道立てて整理していく、そんな知性をそなえた存在だったように感じます。
レプティリアンと呼ばれる系統には、じつにさまざまな個性があります。
感情よりも論理を大切にし、組織や仕組みを整えることに長けた魂が多いとも言われます。
斎藤さんの中にある、物事を構造でとらえて改めていく力は、こうしたルーツとつながっているのかもしれません。
長所と課題は、いつも背中合わせ
こうした傾きをもつ魂には、すぐれた面がたくさんあります。
頭の回転が速く、仕事ぶりは正確で、ためらわずに改革へ踏み出せる。
本気で取り組めば、組織を大きく前へ進める働きをするでしょう。
その一方で、論理を先に立てるぶん、人の心の揺れに気づきにくくなる、そんな面もあるかもしれません。
正しさを追ううちに、まわりの感情との間にすき間が生まれることもあります。
これは欠点というより、磨きしろのようなものだと私は受けとめています。
強い意志に、人へのあたたかさが加わったとき、その力はいっそう周りを生かすものになっていくでしょう。
どの面を伸ばしていくかで、歩む道のりも大きく変わっていくのだと思います。
今日からできる、魂の視点を持つ練習
ここまで一人の人物の魂をたどってきましたが、この見方は、私たち自身の毎日にも生かせます。
ニュースで誰かの言動に心がざわついたとき、すぐに良い悪いを決めてしまう前に、ひと呼吸おいてみてください。
この人は、どんな課題を抱えて今ここにいるのだろう。
そう問いかけるだけで、心の温度がすこし下がり、相手を一人の旅の途中にある存在として見られるようになります。
そしてその目を、ぜひ自分にも向けてみてください。
自分がつい繰り返してしまう反応や、強く出てしまう癖の奥に、どんな古い記憶があるのだろうと、たずねてみるのです。
責めるためではなく、理解するために。
人を裁く視点から、人を見守る視点へ。
その小さな切り替えが、今日からできる、いちばん優しい魂の練習だと私は思っています。
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