日本でも児童のアレルギー患者が増加しています
アレルギー疾患には、気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎、食物アレルギーなど多様な疾患があります
一昔前まではそれほど多くなかったと感じますが、今ではクラスで喘息やアトピーだったり、食べ物のアレルギーを持っている子が複数いるのが当たり前になってきています
医療が進んだ現代において、アレルギー疾患が増加の一途をたどっているのは何故でしょうか?
その原因を探る手掛かりになるものとして、シュタイナー学校の児童が参考になるかも知れません
昨日もシュタイナー学校について取り上げましたが、今日はせっかくですからアレルギーについても話してみたいと思います
このシュタイナー学校は欧州を中心に広く存在していますが、そこの児童にはアレルギー疾患の児童が少ないという調査結果が出ています
欧州の五カ国で調査した結果では、いずれも一般の学校の児童よりも、シュタイナー学校の児童の方がアレルギー疾患を発症する子が少ないという報告です
その事から、彼らの生活様式の違いに、アレルギー疾患を引き起こす何らかの問題が潜んでいると考えられます
昨日はシュタイナー学校ではワクチン接種には積極的ではないという話をしました
まったく打たないわけではありませんが、一部のみ接種したり、あるいは遅らせて接種しています
このワクチン接種もアレルギー疾患に関わっている恐れはあります
あまり幼児期からたくさんのワクチンを接種していると、免疫反応の問題であるアレルギー疾患を引き起こす要因になっているのかも知れません
またその他の要因として、抗生物質の使用に関して、生後1年以内に取ることをシュタイナー学校の児童では控えられています
これによって腸内環境が整えられていると考えられます
また同児童は母乳だけで四カ月以上、哺乳した子が多いそうです
なるべく自然な形で育てようとする親が多いという事ですね
そのためおそらくは腸内環境にも良い影響があるものと推察されます
またシュタイナーはバイオダイナミック農法を推奨しており、同学校の児童は同農法の野菜や発酵食品などを他と比べて多くとっていると報告があります
これらの事から、幼児期の腸内環境によって、アレルギー疾患が発症しやすくなるのではないかと推測されます
あと解熱剤(パラセタモール)の服用もシュタイナー学校の児童では比較的少ないのだそうです
欧州で一般的な解熱剤だそうですが、こちらもアレルギー疾患に関係すると思われます
やはりアレルギー疾患には腸内環境を整える事が大切という事ですね
あと滅多やたらにワクチン打ったり、抗生物質などの薬に頼らない方がいいという事かと思います
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