日本の映画作品『ゴジラ-1.0』が米アカデミー賞 視覚効果賞を受賞したというニュースがながれました
日本作品が視覚効果賞を受賞するのは初めての快挙だそうです
受賞前から北米での興行収入が日本の実写映画で歴代1位を獲得するなど、話題の作品となっていました
実は、まだ私は作品を観れていないので、内容については分かりません
観たいと思っていたのですが、タイミングが合わず結局まだ見れていない状況です
でも、何となく感じる所はありますので、今回は私の感じたことを述べてみたいと思います
同作品の舞台は、第二次世界大戦で終戦を迎えた日本となっているそうです
敗戦で打ちのめされた日本に、さらにゴジラが襲ってくるというものですね
ゴジラというのは皆様もご存知のように、核実験で被爆した生き物が巨大化した怪物という設定になっています
そして放射能を含んだ光線を口から出し、街を破壊していくという怪物です
今回の作品のテーマは、おそらく核兵器ないし、原爆投下によって生じた放射能の影響をゴジラに仮託して作られたのではないかと思われます
まだ作品を観ていないので、はっきりとはわかりませんが、宣伝用動画や、設定などを拝見しているとそのように思われます
日本は米国との戦争に敗れて塗炭の苦しみを味わいましたが、さらに末期には原発投下による被害や、戦後もその放射性による被害に苦しめられました
そうしたものを監督さんはゴジラに投影して映したかったのかもしれません
また今回のアカデミー賞では、作品賞に『オッペンハイマー』が選ばれ、その他監督賞など7部門を受賞したとの事です
オッペンハイマーというのは実在の人物であり、「原爆の父」とも呼ばれた物理学者です
第2次世界大戦の最中、アメリカの理論物理学者であるJ・ロバート・オッペンハイマーは、原子爆弾の開発及び製造を行う「マンハッタン計画」を任されました
そして人類初となる原子爆弾を開発し、それが現実に日本に落とされるととなりました
台頭するソ連への牽制として日本の広島と長崎に原爆が投下されました
その原爆開発の中心にいたのが、このオッペンハイマーなのです
ただ彼は敗戦寸前の日本に原爆を投下し、甚大な被害をもたらしたことに深く悩み、原爆より大きな威力の水爆を開発しようとした時には、反対の姿勢を見せたそうです
今回のアカデミー賞で、原爆の父とされるオッペンハイマーが描かれた作品が中心に受賞されたのです
奇遇な事に、先に述べましたように、その原爆を暗示させるような日本映画のゴジラが、視覚効果賞を受賞しました
これは偶然ではなく、やはり何らかの意味があるのだと思われます
核兵器に対する考え方や、日本への原爆投下の是非について、再考する時期に来ている事を意味しているのでしょう
ちなみに今回のアカデミー賞では、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞されています
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入会された方の感想はこちらにありますので、参考にご覧ください。
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