禅の指南書である「無門関」に以下のような話が載っています
趙州和尚という偉い師匠に、新米の僧が問いました「私は初めてこの叢林にやってまいりました。どうかご指示をお願いします」
和尚は答えて言います「朝食は食べたのか」
新米の僧は答えました「いただきました」
趙州和尚は言います「なら茶碗を洗いなさい」
それを聞いて新米の僧はハッと気付きを得ました
話としてはこれだけの短いものです
解釈はいろいろあるでしょうが、私はこの話から凡事徹底の教えを言われているように思いました
凡事徹底とは、物事を成し遂げるには、何か特殊な事をするのではなく、平凡な事を積み重ね、徹底してやることで到達するというものです
たとえばイチロー選手のように、優れた打者になりたいのであれば、人とは違うような特殊な訓練をするかと言えばそうではなく、徹底してスイングを練習し、打撃を学んでいくという平凡な事を積み重ねた先にあります
ただ寝転がってイチロー選手のように偉い選手になりたいと空想してばかりしていたりとか、どうやったら打てるようになるのかと考えてばかりいても始まらないという事です
イチロー選手ご自身も『確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない』と教えています
まずは徹底して平凡な練習を積み重ね、誰よりも努力を重ねる事が大切だという話です
よくそれを勘違いしている人が多くいるように思います
何か偉大な業績を上げて、世間から注目を浴びたいとか、有名になりたいという人は多くいます
ですがそのために徹底して今自分のやれることを積み重ねているか、努力を怠らないかと言うと、それは出来ていない人が多くいます
まるで棚からぼたもちが落ちて来るのを期待しているように、自分に幸運が周ってこないかと期待しているだけのように思います
ですがたとえ幸運が舞い込んできたとしても、幸運は準備の整った人のもとにしかいられないのです
準備の出来ていない人の所からは、幸運はすぐに飛び発っていってしまいます
フランスの作家ロマン・ロランはこう言っています
「英雄とは、自分のできることをした人だ。凡人は、自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ」
これも同じことを教えているのだと思います
何かを成し遂げたいのなら、まずは自分のできる事を積み重ねていくことが大切です
自分にできる事をやらないで、できもしないことをやろうとしていては、何事も成し遂げる事が出来ません
成功への道は凡事徹底のなかにあります
新刊『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
☆☆☆スピリチュアルスクールの紹介☆☆☆
スクールに入られると、神聖な光の仲間たちとの繋がりによって、あなたのアセンションは加速され、変化を体験されるでしょう。
ほぼ毎日、記事を配信し、満月には、仲間たちと一斉ワークを行っています。
入会された方の感想はこちらにありますので、参考にご覧ください。
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