2023年10月2日月曜日

ジャニーズ問題から見る日本の深い闇



ジャニーズ事務所が会見を開くという事でまた色々と取り沙汰されています

マスコミは連日のようにジャニーズ事務所叩きを行っていますが、自分たちがこれまで忖度していた事の反省は十分に示さず、弱ったものを叩く体質は変わらずです

そもそもマスコミも共犯でジャニー喜多川の被害の実態を黙認し、情報を抑えていた事で長年の被害を拡大させてきた責任があります

それを外国のメディアが取り上げ、日本国内でももう抑え込むことが出来なくなってからようやく報道し始めました

そして叩いていいとなったら、今まで追従していた相手に情け容赦なく攻撃を仕掛けています

こうしたマスコミの姿はかつて戦争中は国民を煽って戦争を賞賛していたのに、敗戦となれば手のひらを返して戦争に参加したものを軍国主義者とののしる姿と変わりません

マスコミは反省することなく、その時と同じような姿を今も見せています

自分たちにも共犯者であったのに、戦後は手のひらを返して、まるで被害者であったかのように装い、かつて賞賛していた者たちを糾弾します

このようにマスコミははじめは胴上げしていた相手を、地面にたたきつける習性があります

ジャニーズの問題は、そうしたマスコミの問題も浮き彫りにするものでした

ジャニー喜多川の個人の問題、そしてマスコミの問題があります

もうひとつとして芸能事務所の問題もあります

ジャニー喜多川だけでなく、ジャニーズ事務所で権力を持っていた同族経営者たちも、いろんなところに圧力をかけていたはずです

事務所を辞めたタレントに対して、テレビ等で使わないように、圧力をかけていたでしょう

SMAPについても以前に取り上げたことがありますが、ジャニーズ事務所を退所した草薙さん香取さん、稲垣さんらがテレビ番組に出演できなくされてきました

徐々に出て来れるようになったとはいえ、やはりいまだに忖度は働いているはずです

この問題は公正取引委員会からもジャニーズ事務所に注意喚起がなされました

このように辞めたタレントに対してテレビ等で使わないように圧力をかけるという行為をしています

ジャニーズ事務所以外にも、たとえば「あまちゃん」で人気の出た能年玲奈さんも、所属事務所のレプロがろくにお金を支払わずに酷使していました

そして事務所を辞めた能年玲奈さんにたいして、本名である能年玲奈という名前を使わさないという行動に出て、彼女は以降、のんという名前で活躍します

しかも彼女もテレビ等への出演は出来なくなりました

これも事務所の圧力や業界の忖度があったのでしょう

そうした芸能事務所の闇も深くあります

今回のジャニーズの件は、そうした様々な闇を浮き上がらせた問題だと思います

単に弱り目のジャニーズ事務所を叩けば済むという問題でもないでしょう

マスコミやテレビ業界、芸能事務所など芸能界の闇を浄化する必要があると思います

これらの業界には深い闇が潜んでいます

それが日本全体にも重い影を落としています

いい加減に浄化されなければいけません

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2 件のコメント:

  1. 力の大きいものたいして忖度するのは調和を大事にするところが裏目に出てるわけで、日本人の習性でもありますね。ビジネスで日本をひっぱっていこうと志のある人たちは、圧力があった事実を臆することなく晒すことができたり、忖度せず信じた道を進んでいける強さのある人達だよな~と思うことは多いです。

    マスコミのことを批判する人達は沢山いますけど、自分はどれだけ日常において忖度することなく、周りの空気を読みすぎることなく、生活できている人がいるんでしょうねか。コロナ禍において「子供にマスクは成長を妨げるし、リスクの方が圧倒的に多い」ということがわかっている中で、どれだけの人が、子供にマスクをつけないように促すことが出来る人がいたでしょうか?世間の目を気にしてマスクをさせていませんでしたか。それでは忖度するマスコミと変わりません。


    まず自分が変わらないと、と思います。

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  2. ジュリーさんの過去(SMAP)問題の代償(多かれ少なかれ他にもあるとは思いますが)こんなに大きな形で自分にブーメランのように戻って来るとは、、、
    因果応報ですね。

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