物事を悲観的にとらえ、いろいろと頭の中に暗い思いが横切ってそこから抜け出せない時があります
頭の中をネガティブな思いがずっとグルグルと回っているような状態であったり、何か考えると暗い思いになってしまう場合です
過去の嫌な出来事をずっと思い返して反芻したり、あるいは未来について悲観的な思いが抜けきれずにいる事があります
そのように暗い思いに引き回されている人は、思考が優位に働いています
思考というのは、何かを判断したり、分けたりする能力の事です
自分と他人とか、過去と未来を分けたり、あるいは物事に名前をつけてレッテル貼りをしていく能力です
私たちが肉体を持って地球で生きていくうえでは必要な能力なのですが、この思考が強く働き過ぎると、考えが頭の中を巡ってしまい、疲れたり暗い思いに囚われてしまいます
自分が思考に囚われているか点検するには、自然の風景を見てみるといいでしょう
大自然の美しさを見て、感動が湧いてくるなら、まだ健全な状況です
しかし、何を見ても感動せず、美しいとも思わないなら、思考が暴走している恐れがあります
このように思考が優位にある時には、人は悩み事に囚われたり、味気ない人生を歩んでいるきがしてしまいます
思考の優位を克服するには、その対局となる感性を刺激するのがよいです
思考を無理に抑え込もうとすると、かえって暴走してしまい、ノイローゼの様になったりします
そうではなくて、反対に位置する感性を磨くようにするのです
具体的にはどうしたらよいかというと、なるべく静かな自然のある場所で、感じる事に意識を向ける事です
木々の一本一本を眺め、葉の一枚一枚を目にします
肌で風の流れを感じたり、地面の硬さを足の裏から感じてみます
枝のこすれる音や、小鳥の鳴き声に耳を傾けます
緑の匂いを感じ取ってみましょう
その時になるべく考え事をするのを避けて、自然を感じる事に意識を向けてください
無理に思考を止めようとせず、感覚に意識を向ける事で、自然に思考が収まるのを待ちましょう
時間を忘れて自然の中に溶け込んでいきます
そうすると次第に思考のうるさい騒音が収まっていき、静かな感覚がよみがえってきます
現代人は何かと思考を使ってしまうので、どうしても思考優位になってしまっています
そのために心の健康を損ねてしまう人も増えているのです
感性が鈍っていると感じる人は、まず上記にあげたように自然の中で感性に意識を向けていく事をお勧めします
自然界には人の悪い気を浄化する作用もありますので、憂鬱な気分を晴らす効果もあります
なるべく時間を取って実践される事をお勧めします
新刊『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
1 件のコメント:
ぐるぐる思考を抑え込んでノイローゼ状態…まさにそうでした。
抑え込まずに反対の感性を磨けばよいのですね~
目から鱗でした。
さっそく実践してみます。
ありがとうございます。