学校中で一番評判が悪かった悪たれトミーと呼ばれた生徒がいました
彼の問題行動で先生方は頭を痛めています
新学期になり、ホプキンス先生はトミーの担当になる事が決まりました
教壇に立った先生は、初日に一人一人の生徒の名前を読み上げ声をかけていきます
そしてあの悪たれトミーの版になった時に、彼の目を見据えながらこう言いました
「トミー、君は生まれながらのリーダーなんだってね」
今まで先生に褒められたことがなく、いつも怒られてばかりいるトミーは驚きました
そして先生はこう続きました
「先生はこのクラスを今年の四年では一番いいクラスにしようと思っているの。それには、君が一番の頼りよ。たのむわね」
先生から思わぬ良い評価を聞き期待されたトミーは、その後、先生の期待通りの生徒になっていったそうです
この話はD・カーネギーの名著「人を動かす」に登場する実話をもとに書いたものです
人間というものは自分にかけられた暗示によって、その通りに変わっていく事があります
幼い頃から「お前は悪い子だ」と言い聞かされて育てば、やはり悪い事をする子になっていきます
そして「お前には才能がある。期待している」というように、優れたところを認めてあげて、期待していると、その通りの期待に答えるように変わっていきます
子供ではそのように先生や親などからの期待によって変わっていく事があります
一方で大人になってくると、周囲からの反応に期待するのではなく、自分で努力していくようにしなくてはなりません
つまり自己暗示によって自分自身を変えていこうとするものです
あまり自分はダメだダメだと落ち込んでいると、ますます出来なくなってしまいます
自分には才能がある、優れた力を秘めていると念じていれば、実際にその通りになっていきます
なるべく自分にもよい暗示をかけていきましょう
新刊『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
1 件のコメント:
以前会社の同僚に「〇〇さんは私が人生で出会った人の中で1番性格が良い人」と熱弁された事があります。
私に関しては歳を重ねて捻くれて、昔は言わなかった悪口も言うようになったし、ドス黒い性格も自覚してたので…今の私にそんな事を言ってもらえる事もあるんだと衝撃で。まさにそれなら期待に応えなきゃと思いました(ちょろ)
その子は天上界からの生まれ変わりなんだろうかと思うくらい、よく先生が天使が地上に紛れてるとお話しされてましたが、
すぐにそのこの顔が頭に浮かぶような子で、
意識的か無意識か私に気づきをくれたのかもしれないです。
今度は周りの人達へ私から言う側になりたいと思います!