昨日に引き続き『ホツマツタヱ』についてご紹介したいと思います
今日は特に天地創造と人類についてどのように書かれているのか、とても面白い内容なので紹介させていただきます
この宇宙が始まる前に天御祖神(アメノミオヤカミ)という始原の神様がいらっしゃって、宇宙がまだ混沌としている時に『ア』⦿の手印を結ばれます
手印とは手で形を結ぶことを意味しますが、設計図のような図案を作り出されたという意味かと思います
そしてその『ア』⦿の中に、空の息を吹き込むと際限なく広がっていきました(ビックバン)
さらに手印を結んで、軽い物質で天を作り、重い物質で地球を作りました
あておむすびて ふくうつほきはなくめくり うゐとうぬあうぬむすひて あまつくりうぬあまじりて うはむすびうびおくにたま
吹く息によって渦巻いた力が宇宙を創るという話は「トーラス」を想起しました
トーラスというのはドーナツの表面のような曲面で、銀河、地球、樹木、人、リンゴなど、大自然のいたるところに共通してみられる磁場のかたちがトーラスだと言われています
トーラスについて詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください
次に天御祖神は『カ』の手印を結んで、発光体を生みだし、発光体は熱を放出して万物に力を与えます
その象徴的な存在として太陽が生まれ、『赤宮』に据えられました
また『シ』の手印を結んで、清浄の源をつくりました
それは熱をさまし、万物を鎮静化して清浄にするものです
その象徴として月が生まれ、『白宮』に据えられました
かてむすび むねほゑらみてひとまろめ あかみやにすゑしてむすび みなもとゑらみつきのわと しらみやにすゑ
天御祖神は宇宙に神々の世界を創造することを望んでいしました
そのひな型となる世界を作るため地球を創造したのです
天御祖神は地球に『オ』▣の手印を結んで、大地は高熱を発して、溶岩が噴出する山岳地帯が出来ました
次に天御祖神は『ノ』田の手印を結ぶと、大地は静まり、次第に冷えていって黒い土となっていきました
月から清浄な気をもたらして、山に雨を降らせ、雨は川となって流れて海を作り出しました
うぬのての うつろゐおむまうゐのての しなどはくつわひかりむち おてにくにたまのりめくる おとはほおこほうびこにゑ にあかるやまぞのてむすび のかぜにかわくくこわにに ひつめのあとはのらとみち しのたまやまにしたたりが ながれうみなる
地球が出来上がってきた事を日の御魂は喜んで、陰と陽とに分けました
さらに万物を構成する五大元素を定め、『ア・イ・ウ・エ・オ』の五文字がそれぞれに対応して空(うつほ)・風(かぜ)・火(ほ)と水(みず)・土(はに)の五つとなります
そして空・風・火・水・土の五大元素を掛け合わせて、人間を作りました
はじめに作られた人間が御中主(天御中主神)です
御中主が地上にたくさんの子孫を残していきました
全ての生き物と共に、人間も天御祖神から生命を授けられ、地球に降りていきます
そして地上での生を終えると、天上界に帰って星になります
その星はまた生命の種となって地上に生まれ変わってくるのです
かのみたま こわによろこびうはのてお わとあにわけてあいうえお うつほかぜほとみづはにの まじわりなれるみなかぬし やおもにうめるひとはほし ほしはたねなす
天御祖神はまた、地上に生まれて来た人間たちに真理を教える為、国常立神を地上に使わして『常世の道』を説かせました
みをやかみ ひとにうまれてうぐめくに とこよのみちおをしゆかみ くにとこたちものりめくり
上記の説明は普通の方にも興味を持って読んでもらうため、あまり一般に理解しづらい部分は端折って、重要だと思う部分は伸ばして書いています
そのため正確な解釈にはなっていませんので、より詳しくお知りになりたい方は、これを機に解説書などを読まれてみてください
ちなみに今回の解説で参考にさせて頂いたのは、今村聰夫氏の『はじめてのホツマツタヱ』となっています
『ホツマツタヱ』に関しては、とても重要な書物と思いますのでまた書いてみたいと思います
新刊『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
2 件のコメント:
ご紹介いただいた書籍を買おうとおもったら、すでに主人が電子書籍で持っていました!
さっそく読んでみます。
数年前からホツマの勉強をしています。八百万の神(ホツマではアメミヲヤ以外は人間)の上位のご存在、創造神、絶対神として縄文の人たちは信仰していました。今村先生も前書きで触れられていますが、「お天道様」という言葉のルーツはアメミヲヤだと思います。ホツマを伝えることで日本人の根源、本来の霊性を取り戻せると信じております。ブログで取り上げてくださり、嬉しい気持ちです。ありがとうございます。