2023年8月22日火曜日

原発処理水の放出の安全性


政府が東京電力福島原発の処理水を早ければ24日に海洋放出すると正式決定しました

メディアなどでも大きく取り上げられ、安全性などが議論されています

処理水にはトリチウムという放射性物質が含まれている事から、不安になられる方もいらっしゃるかもしれません

ですがトリチウム自体は自然界にも存在しますし、排出する分は人体に悪影響を与える物ではないレベルと考えられます

トリチウム(三重水素)というのは水素の一種で、放射線を出す放射性元素です

宇宙線などの影響により自然に生成されるものです

トリチウムは12.3年の間に半数が放射線を出して、放射線を 出さないヘリウム3に変化します

日本の福島からの処理水についておもに中国や韓国の野党などから批判が出ているようですが、そもそもこれらの国の方が日本よりも多く毎年トリチウムを放出しています

トップ画像は経産省が出していてる各国のトリチウム排出量となっています

日本の福島第一原発からのトリチウムの放出量が22兆ベクレル未満に対し、韓国の古里原発は49兆ベクレル、中国の陽江原発では112兆ベクレルとなっています

中国は自分たちの方が多く放出していますが、なぜか日本の海産物を厳しく規制して、実質的に輸入を止めています

これは合理的な判断ではなく、政治的、感情的な判断だと思われます

さらにフランスのラ・アーグ再処理施設に至っては10,000兆(1京)ベクレルになります

福島の約454倍ものトリチウムを放出していることになります

もし抗議をするのなら、日本ではなくまずはフランスにしたほうが良いように思われます

今回の処理水の問題というのは、現実的な健康問題などではなく、感情的な反応や、政治的な駆け引きに使われている事が問題です

今回日本は処理水を排出するにあたって、岸田首相が記者会見をして放出する日を公表しています

他国では放出するのを記者会見で述べているところはありませんし、問題視されていません

あまりマスコミが騒ぎすぎるために、風評被害を大きくしてしまっている面もあるかと思います

日本の処理水の排出について、福島産の海産物に偏見を持たれないでいただきたいし、安全性に問題はありません

そしてトリチウムを問題にするのであれば、公平に他国に関しても指摘すべきであると思います

新刊『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

福島県の漁業関係者の方々にも、
この事実を知ってもらいたいですね。
処理水であって、汚染水ではないということですね。
自分としてはマスコミを鵜吞みにせず、
過剰反応しないようにしていこうと思います。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。