2023年5月4日木曜日

大切なモノを失った時、人はどう動くか?『チーズはどこへ消えた?』



あなたにとってこの世で生きる上で大切なモノとは何でしょうか?

貯金や仕事、家族や今の地位など、幾つか上げられるでしょう

その大切なモノが、ある日、目の前から無くなってしまったらどうしますか?

スペンサー・ジョンソンの『チーズはどこへ消えた?』は、その時の事を考える物語となっています

ベストセラーとなっているので、読まれた方もいるはずです

迷路の中に入ってチーズを探し求める二匹のネズミと、二人の小人の物語りです

彼らは迷路の中を探索して、大量のチーズを発見します

それ以来、満足するまでチーズを食べて暮らす日々です

ですがある日、いつものように迷路を通ってチーズのある部屋に行くと、忽然とチーズは消えてしまっていました

ネズミたちは、再びチーズを求めて、迷路の中に入っていきます

ですが、小人たちは、「どうしてチーズが消えてしまったか」など考え込んで、その場で立ち尽くす日々を送ります

次第に小人たちは飢えて来て、小人のうちの一人ホーは、このままではまずい、変わらなければ破滅するという恐怖心に掻き立てられ、再び迷路を探索していきます

そしてついに迷路の先に新しいチーズが大量に置かれた部屋を発見するのです

この物語は、頭の良いと思っている小人たちが、かえって現状に固執してしまい、変化できずに危機に晒されるという教訓が含まれています

一方のネズミたちは、チーズが消えたと判ると、すぐさま新しいチーズを求めて迷路に入っていきます

どちらかというとビジネスにおける教訓話という側面が強いお話です

ビジネスでもある程度成功すると、その地位に安住し、時代の変化に応じなくなります

時代が変化していっているのに、ずっと昔のままのやり方に固執し、破滅の道を歩んでいきます

この本では、そうならないように、勇気をもって迷路に入っていく事をお伝えしています

内容としてはそれほど深くないのですが、その分簡単に分かりやすく出来ているので、世界的なベストセラーとなっています

以前の成功体験に固執していると、いずれは時代遅れとなってしまう事を戒めるお話です

そうした話は何度も聞かされて、「それは分かっている」と思っている人も、勇気が無くて、あるいは怠慢により、新たな一歩を踏み出せずにいる人も多いでしょう

そうした方に背中を押してあげる役割をする本となっています

まだ読まれた事のない人は、短くてすぐ読めますので、一度読まれてみてください

新刊『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

1 件のコメント:

  1. いつもありがとうございます😊⭐️父の書斎でこの本を小学校の頃見た覚えがあります!子供でなかなか最後まで読めませんでしたが、今やっと本の意味が大人になってわかりました💡🙏🏻🌈感謝です🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️

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