この世の物というのは、すべて移ろいゆくもので、やがては失われていきます
どんなに頑丈なものであっても、どんなに柔軟なものであっても、すべてはやがて失われ、姿を消していきます
肉体もいずれは失われ、私たちは例外なく、この世からいつか消え去ってしまうでしょう
しかし、私たちの背後で働き、私たちの本質であるエネルギーは、永遠に失われることはありません
エネルギーとは仕事をなす能力の事です
私たちが日々に活動しているのも、その背後にはエネルギーがあります
そのエネルギーにも二種類あって、活動エネルギーと精神エネルギーとに分けれます
活動エネルギーというのは、肉体などを維持するためには、食事を取ってカロリーを得る事で、私たちの肉体を動かす元となっているものです
そして精神エネルギーというのは、魂とも呼ばれる者の実態で、私たちの本質でもあります
この精神エネルギーというのは、物質存在の背後にあり、そして肉体が滅んでも存続します
精神エネルギーは永遠にあり続けます
たとえば仏陀と言う存在は、法そのもののエネルギー体です
法がある所に仏陀があり、教えのある所に仏陀が臨在しています
法とは私たちを教え導く慈悲の事であり、私たちが人に対して慈悲の思いを持つときに、そこに仏陀はいます
また、イエスと言う存在は、愛のエネルギー体であり、二千年前に亡くなったイエスがそれで消えたわけではありません
私たちが互いに愛し合う時には、そこにイエスが復活し、臨在しているのです
たとえ肉体はなくとも、私たちが愛し合い、慈悲をたれている時には、そこにイエスがあり仏陀がいるのです
そのように私たちも個性を持ったエネルギー体であって、肉体は失われようとも、エネルギーの活動として存続するのです
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1 件のコメント:
いつも記事を拝見するのを楽しみにしております。今回は特に素晴らしい内容で、感謝の気持ちしかありません。