世間では神仏に願ったり、引き寄せの法則で欲しいものを得たり、何でも楽して手に入るとか、欲を叶える話ばかりが溢れています
しかし、代償の法則が働いている事も知らないといけません
何かを得るという事は、何かを手放したり、差し出さなくてはならないのです
安易に願いを叶えることばかり求めていては、いつの間にか魂を魔に差し出してしまう事にもなってしまいます
一つのたとえ話をしてみます
ここに太郎さんがいます。太郎さんはスピリチュアルに興味があって、見れば願いが叶う動画をYouTubeで見たり、引き寄せについて書かれている本をよく読んでいます
そして宝くじでもあたって、大金が手に入る事を願っていました。
楽してお金を得たいと考えていたのです。
太郎さんは、ある日、宝くじに当選したことを知りました。
ついに願いが叶ったと大喜びです。三億円もの大金が手に入ったんです。
太郎さんは信じられない気持ちで、喜びと興奮に満ちていました。
太郎さんはまず、自分のアパートを引き払って、高級マンションに引っ越しました。次に、新車やブランド品や家電製品などを買いあさりました。さらに、旅行やレストランやエステなどで贅沢を楽しみました。お金があれば何でもできると感じました。
でも、太郎さんの幸せは長く続きませんでした。
まず、友人や親戚から借金や援助を頼まれるようになりました。
太郎さんは最初は快く応じていたんですが、次第にしつこくなってきました。断ろうとすると、「お金持ちになって態度が変わった」と言われたり、「恩知らずだ」と責められたりしました。
そして太郎さんは持っている大金が徐々に減っていく事に不安を覚えてきました。
それで仮想通貨で儲けられる話を聞いて、その人を信用してお金を預ける事にしました。
ですが、その人とは急に連絡がつかなくなり、渡したお金も行方知れずで返ってきません。
さらに買ったばかりの高級車は、盗難にあってしまいました。
そして、税金や保険料が高くなりました。太郎さんはお金の使い方も節約も知らなかったんです。高額所得者として税務署から目をつけられて厳しく調査されるようになりました。
また、大金を手にしたころで、価値観や生活スタイルが変わってしまって、以前の仲間や家族との関係が悪化しました。
次第に人間関係も失っていきます。以前仲良くしていた同僚や友人から妬まれて疎遠になったり以前仲良くしていた同僚や友人から妬まれて疎遠になったり、家族から見下されて冷遇されたりしました。
仕事も辞めてしまったため、生きる目的も失っていきます。
太郎は手にした大金を失っただけではなく、お金で手に入らないものも次々と失ってしまいました。
これはひとつの例えですが、実際に宝くじに当たった後に、破産する人も多くいます
宝くじだけでなく、濡れ手で粟のように、楽して大金を手に入れた人には、何からの代償が後から来ることがあります
他にも好きなものを好きなだけ食べて、運動するのも面倒と思い楽して生きていれば、その人は太ってくるでしょうし、脂肪がつき、健康にもよくないです
また、勉強で成績を上げるためには、遊びなどを我慢して、一生懸命に勉強に励まなくてはなりません
このように世の中には代償の法則と言うものが働いていて、得るものには相応の代償が必要なのです
安易に願い事をして叶えたとしても、その代償は後に支払う事になるかもしれません
それは生きているうちだけでなく、あの世に帰ってからのほうが高くつくのです
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