これは実際にあった話です
ある会社が、他所の会社に買い取られてしまう事になりました
そして元の会社に勤めていた人は、全員リストラにあってしまったのです
元の会社の社員は、全員、解雇となってしまう事が決まりました
そこで一応、説明のために、社員全員を面談することになります
普通であれば、今まで会社に尽くしてきたのに、手のひらを返されたような事態に、恨めしい思いを持ったり、怒りを向けてしまうでしょう
ある社員も、はじめは愕然としたそうですが、家に帰って妻にリストラの話をするとこう言われたそうです
「今まで働いた会社に感謝しなくちゃだめよ」っと
普通であれば、これからの生活も考えると、憤ってしまう所ですが、その妻は感謝するように伝えたそうです
そこでこの会社員は、面接のときにクビを言い渡されて「私も家内も、会社には感謝しています」と伝えたそうです
おそらく面接官としては、いままで「これだけ会社に尽くしてきたのに」とか「幼い子供も抱えて、家のローンも組んだばかりなのに」などと、恨み節をたくさん聞いていた事でしょう
しかし、その中で感謝の言葉を述べる彼に合って、心を動かされたようです
買収側の会社は、その社員を再雇用し、新入社員の教育係に採用したと言います
おそらくその社員の方も、最後となる場面で、嘘はつかずに、正直な気持ちを述べたのでしょう
そういえば、この記事を書いていて思い出したのですが、私も東京で会社勤めをしていた時があります
いつも夜遅くまでサービス残業を強いられるような、今でいえばブラック企業と言われるかもしれませんが、そういう仕事がたいへんな所に勤めていたことがあります
そこに努めている時には、一緒に飲みに行く社員のみなさんは、やはり会社への愚痴が多かったです
やはりサラリーマンは、会社への不平不満が溜まっているようで、飲みに行っては愚痴を言う事が多いように思われました
私はそういう愚痴を述べる事が無かったものですから、物珍しく言われることもありました
そしてその会社を退社する日には、ただ机を整理して帰れば良いだけだったのですが、気になっていた会社の汚れたところなどを、綺麗に磨いてから帰ったのを覚えています
今まで仕事をさせて頂いたお礼を込めて、会社の壁や床をぞうきんで磨いて帰りました
やはり「立つ鳥跡を濁さず」という諺もあるように、終わりは綺麗にして去るべきかと思います
感謝は幸運の扉を開く鍵なのだと思います
4 件のコメント:
最近自分の人生の中で感謝が物凄い大切な、キーワードになっています。
若い時、人からしてもらうだけでしかが、人にどうやって奉仕したらいいのかすら知らなかったです。そんな時「○○に感謝した方がいいよ」という意味のことを人から言われるのが嫌でした。人間関係の作り方も有り難みも分からない段階だったんだと思います。だから感謝できるのは、経験や考えの深さなんだろうと思います。
人は(自分にとって)良いことを見つけるより悪いことを見つける事の方が得意なのですが、それは身を守るための生存本能によるもののようです。
そこから、(良いところをみつけて)感謝することより(悪いところをみつけて)愚痴を言う、となってしまったのかもしれませんね。
だから、「意識して」良いことや感謝することを見つけて感じることが必要なのですね。
目に入って来る悪いことに注目して、良いことや感謝することに自ら気づこうとしなければ、身は守れても幸せにはなれないですもんね。
「幸せは待っていてもやって来ない」というのはそういうことなんですね。
愚痴を言わない。私もあまり愚痴は言わない方ですが、先生は多分、心の中に愚痴がなく心境も普通の人よりも高い位置におられているのだろうと感じました(愚痴が沸かない)
身の回りを感謝の気持ちからの最後の掃除もとても心がきれいで純粋でいらっしゃるのだろうと推測しました。心が本当に全部澄み切っていて、瞬時の時の思いや考えも心境高くあるのだろうと思います。私もそうありたい、心をきれいにしたい、努力しようと思いました。
目指すべきイメージを毎日示して頂きとてもありがたいです。