2022年6月6日月曜日

異常な肥料高騰で近づく食糧危機



先日はJA全農から六月ー十月の秋肥について大幅な値上がりを発表しました

窒素肥料は最大で94%、カリ肥料は最大80%、複合肥料は55%増となっています

これは前例のないほどの高騰であり、農家の方もショックを受けているでしょう

しかし、私の方で昨年より、肥料不足が起きる事、肥料の高騰が起こることは警告していました

昨年の十月ごろに予知してスクールでお伝えしていましたが、実際にその後、肥料が高騰していって、今年に入ってから、YouTube動画などでも深刻な肥料の高騰が起こっていると騒がれ始めました

JAは農家の約7割ほどの肥料を担っていたと思いますが、それが一気にここまで高騰してしまっています

今年になってからもブログなどで、肥料の高騰による食糧危機について、何度か警鐘を鳴らしてきました

今回の出来事はその予知が現実となりつつあることを示すものです

おそらく農家さんの方でも、これだけあがっては、採算が合わなくなるとして、やめてしまうところも出てくるかもしれません

今回の作付けはやめたり、規模を抑えたり、別な肥料をあまり使わないものに切り替えるところも出てくるでしょう

そうなるとより一層、食糧危機への危険度が増していきます

まだ高値であっても手に入るのはまだマシで、今後はお金を出しても手に入らなくなる恐れもあります

ロシアへの制裁等が長引けば、今後も深刻さを増すでしょう

有機肥料、鶏糞などについては、まだ安く手に入ると聞いています

そうしたものに切り替えられるなら、された方が良いかも知れません

おそらく今後、有機肥料に切り替える農家さんが増えれば、そちらも不足してくるはずです

そして今は、野菜の値段に転嫁できなくて、農家さんなどは厳しいでしょうが、もし実際に食糧危機ともなれば、たくさんお金を出してでも買いたいとなってくるはずです

私としてはコストがあがっただけ、ちゃんと値段に反映して、適正な利益が農家さんに入るべきだと思います

そうじゃないと持続して続けていられなくなります

お伝えしていた警告を信じて、あらかじめ多めに肥料を仕入れていた農家さんもいて、そうした方は今回の値上げでも助かっています

まだ今回の値上がりがある前に、来年の分まで安い値段で購入していたので、ショックを受けずに済んだそうです

今回は一般の農家さんの予想を超えるような値上がりとなりましたが、果たしてこれで終わるのか、今後もさらに高騰したり、入手できなくなることがあるのではないかと、私は危惧しています

いずれにせよ、備えておくことは大切だという事を、今回の件も教えてくれます

そして肥料の高騰や品不足は日本だけでなく、世界的な問題です

世界でも肥料の高騰により、作付け面積を減らしたり、肥料を減らすことで、収穫量も低下するなどの影響が懸念されています

ここへさらに穀倉地帯への異常気象が加わります

米国中南部は深刻な干ばつが襲っており、北部では大雨や冷害が起こっています

南米でも冷害が広がっており、インドやパキスタンでは猛烈な熱波、中国では洪水が発生しています

さらにウクライナ紛争によって穀物の輸出が滞っていることから、世界的な穀物高騰が起こっているところです

そうした数々の事態から、食糧危機がやってくる恐れが高いと思われます

食糧危機への警告は今頃述べているのではなく、コロナによるパンデミックが起こったころに、次は食糧危機も人類を襲うという話をしています

今すでに世界的な食糧危機が目の前に迫ってきているのです

食糧危機の多くを輸入に頼る日本も例外では無いでしょう

今後厳しい時期が訪れると予感しています

多くの方がこの忠告に耳を傾け、無事危機を乗り越える事を願っています

5 件のコメント:

  1. いつも有益な情報ありがとうございます。

    北朝鮮がまたミサイルを発射しました。
    もともと軍事国で物資が乏しいでしょうから、日本の大地、農作物など狙ってるところもあるのでしょうか。
    こちらについてもさらなる見解があれば、教えていただきたいです。
    戦争は備えようもないところではありますが、国土安全を守る道が僅かでもあるなら、少しずつでも取り組んでいきたいです。

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  2. 人糞を利用すれば肥料はできます。江戸時代に尿などを取っていた話をよんだことを思い出しました。
    現代人には嫌がられるだろうけれど。

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  3. 先生いつも記事や警告ありがとうございます。私は内閣支持率が高いことが気になります。こう着状態なので良くないと思います。

    そして私は前にマスコミの中には善き心がある人もいると思ってましたが(全部が全部悪人ではない)今朝たまたま良いニュースを見て気付きました。たまに良い心を打つようなニュースを混ぜて、人々の心を惹きつけておく。そこに洗脳したいニュースを流しておいても私たちはニュースに心奪われている状態になっているから気づかない。良いニュースを混ぜておくのも作戦でいとも簡単に洗脳状態を作れるのじゃないかと。そして元々マスコミはそういうもので、私たちは知らない間にそのような騙される枠組みに入れられていて日常生活を送っているのではないかと気付きました。

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  4. 2021年の10月に国内で初めて、ナス科の害虫「トマトギバガ(国が指定している重要病害虫)」が九州で確認されたようです。
    ナス科の植物(トマト、ナス、ピーマン、タバコ、バレイショ等)やマメ科の植物(インゲンマメ)が奇主植物として確認されているようです。
    海外では「トマトのエボラ出血熱」とも呼ばれるほどの甚大な被害をもたらすほど、世界的に警戒される害虫のようです。
    ニュースを検索したら、3週間前に四国地方の愛媛県で成虫が1匹確認されたという記事がありました。
    虫が北上してる? これから食糧難になったとした時に農業や家庭菜園に大きなダメージが出ないでほしいものです。

    (参考までに ※幼虫の画像あり)
    トマトキバガ 四国で初の発生を確認 愛媛県 

    https://www.jacom.or.jp/saibai/news/2022/05/220524-59009.php

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  5. トマトギバガ→×
    トマトキバガ→〇
    訂正したはずが、濁音になってました。 

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