2022年5月2日月曜日

苦境の時、神仏からの命綱を握りしめる


芥川龍之介の作品に有名な「蜘蛛の糸」というものがあります

地獄に落ちてしまったカンダタという亡者が、生前に一度だけ、蜘蛛の命を助けてあげたことがありました

そのことを思い浮かべ得られたお釈迦様は、極楽の蓮の池からクモの糸を垂らして、地獄に落ちたカンダタを助けようとします

ですが最後にはカンダタは他の者を蹴落とそうとしたため、クモの糸が切れて、また地獄へと落ちて行ってしまいます

物語は残念な結果になりますが、こうしたクモの糸のように、神仏から垂れ下がる命綱があると思います

それを握りしめることで、私たちは苦境から脱出できるのです

世の中にはさまざまに暗い出来事があります

「どうしてこのような事が起こるのか?神も仏もないのではないか」と嘆いてしまう人もいます

ですが、世の中で起こる出来事には、なんらかの意味があり、役割があるのです

徹底的に私たちを苦しめるためだけにあるのではなく、そうした悲しみや苦しみを乗り越えて、私たちの魂が成長したり、強くなり、人の悲しみも分かる優しさを得る役割をはたしています

「どうして自分だけにこんな不幸が訪れるのだ」と嘆いてしまう事もあります

その時には、自分の影ばかりを見つめている状態になっています

顔を上げて、神仏へと目を向ける事で、目の前に命綱が垂れている事に気づきます

自分の事だけを思い煩い、哀れに思ってばかりいては、見えなかった目の前に垂れていた命綱が目に入ります

それを握りしめる事で、谷底から抜け出せます

命綱を握りしめるとはどういう事でしょうか?

それは、神仏へと意識を向け、その愛を信じて受け入れる事です

神仏が自分を愛していることを信じる事が、命綱を握りしめる事となります

「あなたは神仏に愛されていたのだ」という事を信じられるならば、暗い底から救い出されていきます

その命綱から目を背けて、しゃがみこんで影ばかり見ていては、抜け出すことは出来ないでしょう

この世で起こる出来事には意味があり、私たちを成長させるための神仏の愛があると信じる事が、救いの糸となるのです

4 件のコメント:

はる さんのコメント...

日本の予言書であり(100年内に起こりうる出来事が記されており、様々的中させている)神の書として有名な自動書記「日月神示」。
何かをただ責めるのではなく、まずそれぞれが、自分自身の日々の行い思いを試みて、神の御心にかなうものかどうか、チェックする。
そして、そぐうものにチューニングしていく。
その小さな実践こそが、まわりの人たちに影響を与え、世の波動を変化させていくとされます。
自分の至らなさを少しでも改めていかなければならないと、強く感じています。

自己を改めて、感謝して、楽しく生きる。
それが光を通しやすくするようです。

そこでは日本が、諸外国に占領される可能性を強く示唆されており(アメリカは手のひら返しで助けてくれないとあります)、民衆がひどい目にあう描写は、怖くて震え上がります。
昭和30年代に発表されたものですが、今のご時世(コロナやワクチンなど)を連想させる記述もあり、
ロシアの攻撃がはじまったら日本は終わる、
とあります。

大変この世の改善改革が必要なようです。

死後において、ふるいがかけられ、光のもたらす未来の地球にいくか、悪人が集う不自由な星で足かせをかけられながら生きていくか、
自動的にふり分けられてしまうそうです。
この世でまかり通った因果は、あの世で制裁を受けるようです。
ですが、私が今いるのはこの世です。
業がはこびる世の中にしたくありません。

神様の方にしっかりと向いていきたいと思います。

匿名 さんのコメント...

自己憐憫に陥りがちです。
前世で辛いことがあり、それを今世でも引きずっていました。

神仏に愛されている。目の前にたくさんの幸福がある。生まれてきてくれてありがとう。
その祈りを毎日していると、不思議と癒されつつあり、光の道を正しく歩みたいと思うようになりました。
(スクールの方でご助言をいただきありがとうございました。)
今日の記事は私の心に響きます。

ミミ子 さんのコメント...

いつも素晴らしいお話をありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

いつもありがとうございます。
悩んでいるとき、先生のブログを読むと私にとってタイムリーな話題があり、頑張ろうという気になり活力となります。
目の当たりにする事象に感謝です

ありがとうございました!

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。