山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の特別給付金463世帯分を誤って1世帯に計4630万円を振り込んだ問題が世間を賑わせています
誤送金を受けた24歳の男性は、そのお金をよそへ移し、返金しなかったとして警察に逮捕されてしまいました
使い道としてはオンラインカジノにつぎ込んで、すべて使い込んだと供述しているそうです
いまでは少しずつでも返金していきたいとも述べていると言います
今回のケースを参考に私たちが考えるのは、人生の禍福についてです
禍福というのは、禍(わざわい)が思わぬ不幸の事であり、福は幸いの事です
「禍福は糾える縄の如し」という言葉があり、これは不幸と幸福は縄のように交差して重なっており、予測が出来ないさまを言います
以前に「人間万事塞翁が馬」のことわざの元となる故事を紹介したことがあります
このように幸福と思ったことが不幸の種になったり、逆に不幸だと思ったことが幸福の種になる事があります
今回の出来事も、当人は思わぬ大金が振り込まれてきて、幸運が舞い込んだと思った事でしょう
しかし、いまは警察に逮捕され、全国に名前も知れ渡り、顔写真までテレビなどで流されています
これでは社会に戻っても、周囲から嫌な目で見られたり、再就職も厳しくなっていきます
誤送金が無ければ彼の人生は変わっていたかもしれませんが、ラッキーのように思えた誤送金が、かえって彼の人生を暗転させているように見えます
今回の誤送金が無ければ、彼も逮捕されることもなく、全国に顔と名前を公表されることも無かったでしょうが、このように人生が暗転してしまっています
たとえお金を隠し持っていたとしても、警察に捜査されれば見つけられてしまうのではないかと思われます
幸運だと思っていたことが、一転して不幸になってしまう出来事でした
こうした事は人生でよくあることです
たとえばプロのスポーツ選手を目指して、学生時代などで頑張る生徒も多いですが
なかには怪我などでその道を断念しなくてはならない人も出てきます
その人からすれば、将来の夢が断たれて、大きな不運のように感じる事でしょう
絶望の淵に立ってしまう人もいます
ですが、その人には後に、別な道が開かれるようになっています
人生は一つのドアが閉じると、新しいドアが開いていきます
自分の望んでいた未来が閉じられたと嘆いていても、実はもっと本人にあった未来が用意されているのです
実際には多くの人は、自分が望んでいた道に行くと、不幸が待っていることを知らないことが多いのです
夢がかなってその直後は有頂天になるのですが、その後には不幸が待っていることも多くあります
たとえば受験で一流大学にどうしても受かりたいと望んでいるとします
ですが実際に受かって通ってみると、周りが優秀な人ばかりで、本人は地元では天才のように褒められていたのに、そこに入ると劣等生に落ちてしまう事があります
そうするとプライドが傷ついてしまって、なかには自殺を図ってしまう人もいます
せっかく人がうらやむような一流学校に受かっても、それが次の不幸のもとになる事もあるのです
一方で、希望していた大学に受からず、自分は不幸だと嘆いている人が、別な大学に通っていて、そこで人生の伴侶との出会いが待っていることもありますし、大切な仲間との出会いがそこにある場合があります
あるいは受験に失敗して浪人生活を送っている時に、大切な事を学ぶ時期になる事もあるでしょう
芸能人のタモリさんは、大学受験に失敗し、一浪されたそうですが、その浪人時代に押し入れに入り込んで、韓国語や中国の意味の分からないラジオ放送を長時間聞いていたと言います
それが後に、「6か国語マージャン」など、タモリさんの得意な「インチキ外国語芸」へとつながったそうです
幸運が舞い込んだと思った時には、有頂天にならずに気を引き締めなくてはなりません
不運が舞い込んだと思っても、そこから幸福の扉が開いていくのだと信じてください
4 件のコメント:
誤送金を受け取った彼も、そのまま生きていたら、魂の修正がさほどされないままだったかも知れませんし、もしかしたらこの事件がなければ、殺人など、お金では済まないような事件に巻き込まれていたのかも知れません。
彼にとって人生の早いうちに修正の機会が来たのだと思えば、これも神の愛だと感じなくもありません。
悪いことをするのは当然いけませんが、何事も結果に落胆することなく😓頑張らないといけないなと気付かされました。
同じことが起きたとしても、本人がそれをどう捉え、生かしていくか、にかかっているということですね!せっかくなら、良き方向へ進みたいものです。しっかり地に足つけて安定した心で自分自身や世界をみていたいものです。
私も過去に数十万円誤送金され、先方に連絡しても「そんなはずはない」と取り合ってくれず、しょうがないのでそのままにしていたところ、数ヶ月後に謝罪と返金依頼があり返金したことがありました。
その様なことに何か意味はあったのでしょうかね、、
>幸運が舞い込んだと思った時には、有頂天にならずに気を引き締めなくてはなりません
不運が舞い込んだと思っても、そこから幸福の扉が開いていくのだと信じてください
こう信じて生きていきたいです。人生には時々このようなことが起こるのかもしれないですね。私自身にも未来にまさか!!と思うような出来事が起きるかもしれません(棺桶に入るまでわからないみたいな)でもそうなってしまっても幸福の扉が開くまで投げやりにならず頑張っていこうと思いました。
私はタモリさんの話が心に残りました。中々できることではないですね。