2022年2月7日月曜日

ロシアとウクライナの戦争で起こる食糧危機・エネルギー危機



ウクライナがNATOに加盟する問題で、これに反対するロシアとの、軍事衝突が起こる危機が高まっています、(二月四日時点、現在すでに交戦中)

NATOというのは正式には北大西洋条約機構と言いますが、ようは軍事同盟であり、もともとは主にロシア、(旧ソ連)、に対抗するためのものです

かつてのソ連が崩壊し、ソ連の影響圏に置かれていた東欧諸国が、相次いでNATOに加盟していった歴史があります

そのためNATOは、だんだんと西側諸国から東に延びていって、そしてロシアと国境を面する、ウクライナまで加盟するという話になってきました

これに反発したのがロシアです

そもそもNATOはロシアにとって脅威であるのに、それがどんどん拡大していって、すぐ隣まで迫ってきたのです

かつて日本でも、ロシアが南下していて、朝鮮半島にまで手を伸ばし始めた時に、日本も危機感を感じて、ついにロシアと開戦したことがあります

1904年にはじまる日露戦争です

また、アメリカ合衆国においても、かつてキューバに、ソ連のミサイルが持ち込まれるという事になった時に、ケネディー大統領は、ソ連との核戦争も覚悟のうえで海上封鎖をして、それを止めたという事件もありました

その時は、もっとも人類滅亡に近かった時とも言えます

このように、隣国に敵対する勢力が伸びてくるのは脅威であり、どこの国も抵抗するものです

メディアなどでは西側諸国からの情報が中心のため、西側寄りの考えとなりますが、ロシアの言い分も一理あることは知っていただきたいと思います

そして今回の危機の本質は、米国のバイデン大統領にあると言えるでしょう

かれは政権発足以来、支持率が低迷していますので、かつての敵国であるロシアとの緊張が高まれば、支持率も上がるという思いもあるでしょう

またバイデンは、かつての冷戦時代のころのような、古い考えをもって国際情勢を見ているように感じられます

高齢であることも要因でしょうが、古い情勢で世界を見ているのです

そのためロシアを一番の敵国と考え、緊張を高める結果を招いています

実際には、いまアメリカや世界にとって脅威は中国のほうであり、ロシアと中国を近づけさせないようにしないといけません

それが出来ない大統領が、アメリカに出てきたのは残念でした

今回の事態については、大方の見方としては、ロシア側は本気ではないだろうと言われています

ただ、国境に展開したロシア軍は、十万人規模になり、ただの威嚇だけではなく、プーチン大統領は場合によっては、本気で仕掛けてくると思います

(大方の予想に反して、実際にロシアはウクライナに進攻し、この予想は現実となった)

もしもウクライナで有事が発生したらどうなるでしょう

欧米は経済制裁に走るはずですが、ロシアからもその報復は当然あります

ロシアから欧州に向けて走る、天然ガスのパイプラインを制限するか、停止する恐れもあります

そのためバイデン氏は日本に向けてLNG、(液化天然ガス)を欧州に融通できないかと言ってきています

今すでに、天然ガスは高騰しており、原油価格も高騰を続けています

それがさらにロシアからの天然ガスの輸入停止されれば、相当な混乱に陥るでしょう

先日も、「肥料問題から始まる食糧危機の本質」、という記事で述べましたが、天然ガスによって窒素肥料も生産されています

これで天然ガスが、手に入らなくなれば、エネルギー問題だけではなくて、肥料が作れなくなり、作物が育てられなくなる事態となります

つまりエネルギー危機から、食糧危機にも繋がっていきます

さらにロシア側にはベラルーシもついていく構えですが、両国はカリ肥料の世界的な輸出大国でもあります

両国からカリ肥料も輸出が制限されたなら、カリ肥料も不足する事態が発生します

チッソ・リン・カリは三大肥料といわれ、どれが無くても植物は育ちません

さらにリン酸肥料についても、中国が自国を優先する姿勢を見せ、輸出を実質的に制限しています

そうしたことから、ウクライナ危機は、肥料不足の危機にも拍車をかけるでしょう

それだけでなく、ウクライナとロシアは、穀物生産大国でもあります

ロシアは主に小麦を、ウクライナはおもにトウモロコシと小麦を生産し、輸出しています

その輸出先はロシアが中東やアフリカが主なところで、ウクライナはそれにアジアとEUが加わります

こちらも有事が起こると、輸出の制限や、出荷が出来ない状況が起こって、世界的な穀物価格の上昇にさらなる拍車をかける懸念があります

いますでに、小麦やコーン、大豆などの穀物価格が、非常に高くなっておりますが、それがさらに上昇していく恐れがあります

エネルギー価格の上昇とともに、穀物価格もさらなる上昇が起こるでしょう

(ロシアがウクライナに進攻後、この予想は現実となり、穀物価格はさらに高騰しています)

有事が起こると、ウクライナでの直接的な人的被害も心配ですが、世界的な混乱に拍車がかかる恐れも高いです

日本も、エネルギーも食料も多くを輸入に依存していますから、たんに遠くの国の出来事では済まなくなります

今すでにエネルギーと食糧の価格高騰が続いていますが、ウクライナ有事が起これば、さらなる高騰や、不足するような危機が生じる恐れがあります

そうした危機が高まっていることを知っておくべきでしょう

8 件のコメント:

  1. 戦争やりたい米国大統領とその背後仲間たち。
    プーチンも気づいてますよね。
    自国を守るためなら他の犠牲は問わないと思います。

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  2. >ロシアと中国を近づけさせないように
     
    今頃何言ってんだ。
    もう話は終わってるよ。
    チャイナと不可侵の話が済んでなければ、
    ウクライナにこれほど戦力を集中できるわけないだろ。

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  3. 中国フィギュア女子選手・朱易 再び失敗で批判「父親のコネ選出」「謝罪しろ」「また泣いた」

    こういうの見ると、アジア人が嫌になる

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  4. EUがアホで環境問題とかドイツが太陽と風はただとかお花畑のこと言ってるからなwww
    ガス止められて日本非難してたこと悔いれば良いwww
    日本はメリット無いんだからガス供給なんてやめとけ
    今だにフランスは注意しても中国に武器売ってるし戦争になっても大して役にたたんだろうしな

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  5. 歴史みても戦争したがってるのは、民主党はじめ左派では?
    それでまた大儲けしたいんだろねぇ、、

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  6. 昨日、テレビのニュースで{ロシアがウクライナに侵攻!死傷者5万人!」と出ていましたが、どうもフェイクニュースかテレビ局のフライングだったようで良かったです。

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  7. なんつーか意図的に肥料不足による食糧危機生み出してる気がする
    なおきまんが言ってたかな、ザッカバーグやったっかゲイツやったかどっちかが合成食料の開発やっててそれを普及させるとか
    意図的に食料危機にして体に悪い簡単に量産できる合成食料を一気に普及させることで人類の削減を加速させる....
    イルミナティのシナリオ通りに

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  8. ネ オ コ ンが画策しているのでしょうか?
    合成食料の開発?ゲイツでしょうね。ゲイツは選民思想を持っているのか、彼は人口削減推進派というからコロナワクチン同様、合成食料に何か仕込むのかもしれません。金儲けと地球人口の削減の一石二鳥。
    今年は、戦争やりたい米国大統領とその背後仲間たちの陰謀が顕著になる年になるのかもしれませんね。

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