先日もお話ししましたように、世界的な食糧危機が発生する恐れが高まっています
日本でもそれは起きる可能性があり、けして笑い話でもたんなる陰謀論でもないのです
日本でもお米や野菜などを生産していますが、もし肥料が入らなくなったらどうなるでしょうか?
実はすでに、一部では肥料が入手しづらくなったり、高い値段でしか入らなくなっています
ひとつには、天然ガスや原油価格の上昇による、肥料製造の低下があります
特に三大肥料の一つであるチッソは、大気中の窒素から合成されるのですが、製造にはたくさんの天然ガスや石油などが使われます
日本でもガソリン価格が高騰して話題となっているように、いま世界ではこれらの価格が高騰しています
そのため、肥料の生産も辞めてしまったり、製造を中止するところも出ています
製造されたものも、値段が高くなります
そして、肥料輸出国による輸出制限があります
特に日本は、中国からの輸入に頼っており、尿素は37%、リン酸アンモニウムに至っては、実に87%も中国に依存しています
その中国から輸入が途絶えています
話によると6月まで輸出制限が続くと言われていますが、それで終わるかわかりません
このように、たとえ自国でお米や野菜を栽培しようとしても、肥料が無ければ育てられないのです
異常気象やコロナ禍による物流の混乱だけではなく、肥料が入手できないことによる食糧危機がありえます
そしてお米やお野菜だけでなく、日本でも畜産もありますが、家畜を育てるのにも飼料が必要です
そのための飼料は外国からの輸入に頼っています
ですから、いくら国内で畜産を進めても、外国から飼料が入ってこなくなれば、生き物は育てられなくなります
このように、国内での食糧自給についても、肥料や飼料は外国からの輸入に頼っており、それが途絶えるとなると、生産できなくなります
これが日本だけの問題であれば、まだ海外からの輸入に頼るという選択もあるでしょう
しかし、肥料の高騰や品不足というのは、海外でも起こっており、日本だけの問題ではなく、人類全体の問題なのです
世界的に不足するようになれば、各国は自国民を優先しますから、食料の輸出は制限されるでしょう
そうすると輸入に頼っている日本は厳しい局面に置かれます
いま非常に危険な領域に入り込んでいるように感じられます
少しでも多くの方が気付かれることを願います
これを機会に化学肥料に頼り過ぎない農業に変わって行けばいいなと思います。
返信削除いつも色々な気づきを教えて下さりありがとうございます😊物質主義ではなく、発想と工夫と思いやりが大切だと思っています。今後必要以上な買い占めもでてくるのではと心配です。飢えは、人格も壊れそうで怖いです。自分も、周りを考えて行動できるか心配ですが、一度考える自分でありたいです。試される時代に突入ですね。
返信削除今年はスーパーの野菜や果物が異常に小さいんですが、肥料不足も原因のひとつなのかなと思った。
返信削除野菜から建材ができるのであれば、美容院で出る大量のカットする髪の毛から、肥料も出来ないだろうか
返信削除提唱ありがとうございます。我々は気付かないといけません。当たり前では無いことを。YouTubeでも農家の方が提唱されてますね。もう食料不足は目の前です。
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