新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が、世界的な流行を見せており、日本でも市中感染が広まりつつあります
このオミクロン株について幾つかわかりつつあり、その中には懸念すべきものもあります
まず、この株は感染力が強いことが言われています
世界的に猛威をふるったデルタ株よりも、さらに感染力を増しているもようです
そのため、あっという間に世界的に広まり、そして従来株と置き換わりを見せています
また、今までのコロナに罹った人や、ワクチン接種をした人の中和抗体を回避する働きがあり、このオミクロン株には感染してしまう恐れが高いです
つまりワクチン接種をしたとしても、このオミクロン株には感染するという事です
健康を害してまでワクチンを打っても、感染を防ぐ効果は無いのです
ですが、よい情報としては、従来株よりも重症化するリスクは低いとされています
感染しても、重症化することが少なく、多くの場合は、比較的軽症で済むというものです
従来株ですと、肺で増殖しやすいため、重度の肺炎を起こしてしまいます
このオミクロン株では、気管支で増える傾向にあり、肺ではあまり増殖しないとのことです
そのため重度の肺炎になる懸念が少なく、軽症で済むことが多いようです
では、軽症だから罹っても安全かというと、心配なものも発表されました
下記のTwitterで取り上げておりました
【補足】
— 理科の時間 (@rikanojikan) December 25, 2021
④免疫細胞への直接感染
オミクロンが侵入口を
DPP4受容体に変更して
免疫細胞に感染するなら
より深刻なリスクとなる。
例えばHIVウイルスは
CD4陽性ヘルパーT細胞に
感染して死滅させる。
→免疫不全症候群
つまり、
失調どころではなく
免疫不全の可能性があり
以下に考察を深めたい。
従来株ではACE2に結合して人体の細胞に侵入していたのですが、今回のオミクロン株では、DPP4受容体と結合して、ヒト細胞に入ってくるというプレプリントの研究データです
難しくてよくわからないかと思いますが、この変化によってオミクロン株は、人の免疫細胞にも入りやすくなったという事です
ヒトの免疫細胞にはいろいろあって、ヘルパーT細胞とか、NK細胞とか、マクロファージとか聞いたことがあるかと思いますが、それらはすべてヒトにある免疫細胞です
これらの免疫細胞にはDPP4受容体という、鍵穴のようなものを持っており、その鍵穴に合うカギを、オミクロン株は持っていると考えられるのです
そうするとオミクロン株に感染すると、ヒトの免疫細胞に入ってしまい、免疫が破壊されていきます
免疫細胞にオミクロン株が侵入してくることで、免疫力が落ちてしまうという症状が考えられます
これはエイズ(後天性免疫不全症候群)を発症するHIVウイルスと似た働きで、HIVもヒトの免疫細胞に侵入して、免疫を弱めてしまいます
免疫力が弱まるとどうなるかというと、ほかの感染症などに罹りやすくなって、いろんな病気になってしまったり、また体内のがん細胞をやっつける機能も落ちてしまい、ガンが発生し、進行しやすくなります
このようにオミクロン株に感染することで、エイズ=免疫不全症候群を起こしてしまう恐れが出てきました
ただ、こちらはまだプレプリントの段階でもあり、速報的な研究発表ですので、今後また修正が入ったり、別な研究が出て来るかと思います
いろんな研究データを突き合わせて、実際のところを予測していかなくてはなりません
今回は、そうした危険性もあるという可能性の話として紹介しました
また、エイズを発症させるとするHIVとは違ったところもあり、それはHIVがヒトのDNAに逆転写して遺伝子を組み込むという厄介な性質を持っているのに対して、オミクロン株にはそれが無いというものです
コロナウイルスはRNAウイルスですので、DNAを持つHIVとはそこが異なります
そのため、HIVのように、一度感染してしまうと、人体の遺伝子の中に組み込まれてしまい、排除するのが難しいという問題は、今のところ起こらないだろうという事です
いずれにせよ、症状は軽いからと言って、甘く見るのではなく、まだ詳しく分かっていない変異株なので、要注意です
これからも注視していかなくてはなりません
詳しく教えて頂きありがとうございます。
返信削除引き続き、ビタミンD、亜鉛、緑茶などを取って、免疫力の維持に努めます!
例え感染しても誰もが軽症で済むと思い込み
返信削除日本では世界に逆行し緩和傾向にありますが
記事を読ませてもらうとやはり一筋縄ではない
警戒が必要なウイルスであると認識できました。
引き続き最大限の注意をしていきたいです。