2021年12月10日金曜日

人間関係のストレスに受け流す力



人間の幸不幸の大部分を占めるものに、人間関係がかかわっています

特に憎しむ者との出会いは、不幸の大きなウェイトを占めているのではないでしょうか

お釈迦さまも、四苦八苦の中で、愛する者と別れる苦しみとともに、憎しむ者との出合いをあげられています

それだけ憎しむ者との出会いは、人々にとって昔からストレスの種になっていたのでしょう

どうして相手を憎らしいと思うかというと、おそらくはあなたの悪口を言ったり、批判したりしている人の事を憎らしいと感じると思います

なかには厳しく叱られて、「これは自分のために言ってくれたのだ。ありがたい」と考える、できた人もいるかと思いますが、たいていは、やはり嫌やな気持になるはずです

自分の間違いや欠点を指摘されたり、笑いものにするような人は、嫌だと感じるでしょう

こうした人の事を憎らしいと思うのが普通かと思います

人間関係において、やはりそうした批判する人というのは出てくるものです

以前にも書いたことがありますが、歴史的な偉人であっても、人々からの批判はすごいものでした

イエス様などは、ユダヤ教の教えに反することを述べたとして、ローマへの反逆者として告発され、十字架にかけられて処刑されました

哲学の祖とされるソクラテスも、若者を堕落させる罪として、毒を飲まされて処刑にあっています

いずれも人類最高峰の偉人でありながら、多くの人々の批判を受けて、厳しい結果となっています

このように、批判する者、憎しむ者との出会いは、この世では避けて通ることのできない現実です

最近はSNSなどで有名になる事が、若者の間でも流行っていて、多くのフォロワーを得ることを目標とする人も多いでしょう

ですが、多くの人に知られるようになれば、それだけ批判や攻撃してくる人の数も多くなります

そのため、人気が出たにもかかわらず、かえって不幸となる人も出来てます

そのひとが多くの人の批判に耐える器があるかで、長続きできるかも分かれてくるのです

人々の注目を集めることを求めていても、いざ本当に注目されて、人気者となっても、その分、批判してくるものが出てきて、めげてしまう人は多いはずです

こうした人にとっては、あまり人気が出ない方が幸せであるのです

そのように、人間には憎しむ者があらわれ、それが悩みの種になることが多いです

その時に大切なのは、あまり深く傷ついたり、長く引きずらないことです

たしかに、受けた当初は傷ついてしまう事もありますが、それをずっと引きずって、何年経っても、いつまでも思い出しては、苦しむようなことはよくありません

批判にはやっかみであったり、嫉妬が含まれていることもありますし、その時の気分で言っていることも多いです

相手がその日は虫の居所が悪くて、あなたに八つ当たりしているかも知れません

そのように正当な批判で言うことは少なくて、たいていは感情的な問題で言っていることが多いのです

そのため、あまりに相手の批判を深刻に受け止め、傷つかないようにしましょう

特にスピリチュアルに関心のある人には、傷つきやすい方も多くおられると思います

純粋な人ほど、他人の言葉に傷ついてしまう事も多いでしょう

しかし、この世では厳しさも学ぶ世界ですので、自分の心を守るためにも、受け流す力が必要です

いつまでも思いつめたりせず、川の流れのようにさらさらと流していきましょう

そうすると思っていれば、次第にそうなっていきますので、受け流すように心がけることが大切です

3 件のコメント:

  1. 兄貴!
    今日もいいこと書いてまっせ!

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  2. 他人の言葉に深く傷付く時は、「過去に同じような経験をした時の痛みがよみがえっている」ということがあります。
    トラウマ反応と言いますが、それは「もうそれを手放す時期ですよ」というサインだったりします。
    記事に書かれているように、相手側の何らかの理由で傷付くことを言われていることもあるので、必要以上に自分を責めたり引きずることを、「自分のために」そろそろやめてみませんか?というお知らせです。

    どうか純粋で真面目で優しい魂を持つ方々の心の傷が癒されますように。

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  3. いつもありがとうございます🍀
    うちの母も感情でよく人を傷つける言葉を言うので言葉を受け取らないという事も大切だなあと最近思っていました!とても今回の内容も為になりました!ありがとうございました😊🙇‍♀️

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