人間は誰しも生きていると他人に恨まれたり、憎まれたりするものです
聖人君主と言われる方であっても、やはり世の中には逆恨みする人もいますし、何らかの恨みを買うこともあります
たとえば、ある絶滅が危惧されている動物の保護活動をされていた外国の方がいました
その方は、絶滅危惧種の動物を、密猟しようとするものたちを摘発し、動物たちの命を救っていました
ですが、その方はある時、密猟者によって無残に殺されてしまったのです
動物たちを保護するという、良いことをしていても、密猟者側からすれば、自分たちの食い扶持を塞いでしまう悪い奴に映るわけです
また、犯罪者を捕まえる仕事をしている人でも、やはり恨まれるはずです
犯罪を無くすために働いているような人でも、犯罪者側からすれば、やはり恨みを持つ事もあるでしょう
なかなか「自分を捕まえてくれて、更生の恩人だ」と思う人も少ないでしょうし、その仲間や親族などから恨まれている事もあります
歴史上の偉人たちにしても、多くの方が暗殺などで命を落としています
明治維新の志士だった坂本龍馬も、何者かに暗殺され、その短い生涯を終えています
米国では最も偉大な大統領と言われるリンカーンも暗殺されていますし、黒人差別撤廃に尽力したキング牧師も暗殺されています
インド独立の父とされるマハトマ・ガンジーも暗殺されています
このようにいないな仕事をされた方ほど、その反動で恨まれる事が多いです
そのように世の中には恨まれないで済む人は少ないものです
世のためにとの思いでやっていても、やはり逆恨みしてくる人は出てくるものです
恨みの念が来ると、足を引っ張られるようにして、マイナスの働きとなってしまう事があります
成功していたとしても、恨みの念がくると、足を引っ張られて失敗してしまったり、体調不良を起こしてしまうような事もあります
一般の方に対しては、余計な怨みを買わないようにすることも大切です
それは、自分の成功や幸せを周囲にひけらかすような場合に、余計な怨みを買ってしまう事が多いと思います
たとえば、ご自身で仕事を熱心にされ、人よりも早く出世するのはよいのですが、それを自慢したり、ひけらかしたり、他の人を見下すような姿勢を見せると、周囲から恨まれます
「自分の力で勝ち取ったのだ。他の人は頑張りが足りない。才能が足りない」というような事を言ってしまったり、思いをにじませていると、やはり周囲は嫌な気持ちになるものです
成功したのは自分の力だと思っていると、周りの気持ちは引いていきます
逆に、成功しても、「これは周りのサポートがあったおかげだ。ありがたい」と思っていると、恨まれないものです
慢心の思いは、人からの反発や恨みを買ってしまいます
これは才能のある方によくみられる傾向で、天狗になってしまうのです
すると、周りからの支持が引いていき、段々と孤立したり、失敗するようになっていくものです
ちなみに、日本人は旅行などに行くと、よくおみやげを買ってきてくれたりしますが、こうしたおみやげ文化というのは、他人からの恨みを解くための方法でもあるでしょう
旅行に行ったというと、うらやましがられる事もあるので、その自分の喜びを周囲にも分けようとする考えから来ています
これは分ける福と書いて分福の考え方ですが、こうした発想は他の方の恨みを解くためにも有効でしょう
先の例で言えば、自分だけ先に出世した場合には、他の方を飲みにつれていって奢ってあげたり、そこで自慢するのではなく、感謝の思いを伝えるなどするといいでしょう
何か嬉しい事があったら、それを周りにも喜びを分けるようにすると、幸せの輪が広がりますし、余計な怨みを解くことにもなります
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2 件のコメント:
私は人をあまり羨むことがないので(恨むことはあります!)
旅行に行ったと聞けば、土産話さえあれば自分もそこに行ったような気分になって幸せです。
お金の成功、仕事の成功なんかもそうですが、その人がそれによってどんな体験をしたか、これからどんなことをしようとしているか
そんな話を聞くのが大好きです。
なので、逆に自分も何か上手くいったこと、楽しい事があると
包み隠さず話してしまう方なので、気をつけないとと思いました。
スクール生です。SNSで気軽に身辺の事を呟いて、嫉妬等来て体調が悪くなってるかと思いました。
それから動物保護してる人を支援してますが批判が来ます。批判者に抗議して恨みをかたりっありますね… 気をつけます。