2021年10月13日水曜日

取り巻く環境は、私たち自身を映し出す鏡


「心は、創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、そのなかで、さまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちをとりまく環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません」

これは自己啓発書の原点とも言われるジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』に書かれた言葉です

同書は一世紀経った今でも売れ続け、聖書に次ぐベストセラーとも言われています

それだけ彼の言葉には真理が宿っており、人々のこころを明るく照らしているのでしょう

私たちは一日のうちにいろんな思いを発しています

そして自分がどのような思いを発しているのか、たいていの人は自覚せず、流れる川のように思考が過ぎ去っているのではないでしょうか

おおくの人は条件反射的に物事を考えている、あるいは反応している事が多いでしょう

アレンは普段何気なく私たちが発している思いこそが、実は私たちを取り巻く環境を作り出しているというのです

「思い」が先にあって、結果として「環境」が現れると言います

私たちはつい環境が悪いと愚痴を言ったり、不平不満を述べたりするものです

勤めている会社がブラック企業だとか、旦那がちっとも家事を手伝ってくれないなどと言っているかも知れません

しかし、そうした私たちを取り巻いている環境が出てくるのも、私たちの思考が外の世界に映し出されているのです

ですから、私たちは思考を変える事で、取り巻く環境も変えていけるということです

因果の法則は、古くは仏陀その人が説かれた教えであり、現わされた真理です

仏陀は私たちの間違った思いや行いが、諸々の苦しみを生みだす原因と説きます

そして誤った思いから、死後も種々の地獄に通じると教えます

思いの針の先が、どのような世界に通じるかで、死後の行き先も変わってきます

それは死後ばかりではなく、この世においても現象化は起り、思いが具現化して私たちを取り巻く環境を作り上げていきます

私たちは思いを変えていく事で、置かれた環境も作り出し、変化させていく事が可能です

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3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私一個人は今、家系のメンバーであり、地域の住人であり、日本という国の一国民です。
そして、地球人であり、地球以外の星との縁があればその星の者でもあり、更に宇宙人でもあります。
つまり、その責任を背負っています。連帯責任です。
連帯責任を負っているということは、私は一人ではないということでもあります。

匿名 さんのコメント...

いつも教えをありがとうございます。
民放でタイタニックの出来事を見て改めて、私は生かされている事を実感しました。地球を旅立つ前に沢山の愛を残せますよう頑張ります。

匿名 さんのコメント...

また、私にとってタイムリーな話題の提供ありがとうございます。
今年になって、嫌な事があっても、心の中で、きれいな言葉を唱えるようにしています。
本日のブログで間違ってない事がわかりました。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。