夢喰いに自分の夢を食べられていないか？

世の中には、自分に自信が持てなくて、せっかくのチャンスを棒に振る人が多くいます

あと一歩踏み出せば、願っていた点にたどり着けるのに、急に怖くなって後ずさりしてしまうのです

人間は、自分の実力がここまでだと思い込んでしまい、自分自身をセーブしています

もっと先に飛躍できるチャンスもあるのに、いざ、チャンスが訪れたら、その場で立ち止まってしまいます

皆様は熊蜂という虫をご存知でしょうか？

蜜蜂などのハチの仲間なのですが、丸々とした体つきをしています

この熊蜂、実は長い間、航空力学上は計算したら飛べないとされてきたのです

航空力学というのは、飛行機などの設計に使うもので、どのような形状だと空に飛べるかなどを計算する学問です

この航空力学でいくら計算しても、あのずんぐりとした体の熊蜂は、空に飛べるはずはないと結論に達するそうです

ですが、実際には熊蜂は空を飛んでいます

その理由は何でしょうか？

もちろん、その後の発見によってレイノルズ数という空気の粘度が発見されて、熊蜂も飛べることが分かったのですが、それより前に熊蜂が飛べたのは、自分が飛べるわけは無いと知らなかったからです

つまり熊蜂は航空力学など知りませんでしたので、自分が飛べない事を知らなかった方です

もしも熊蜂に小賢しい知り合いがいて、そいつが「お前は飛べるはずがない」と滾々と説明していたのなら、熊蜂もそれを信じて飛べなくなっていたかも知れません

幸い、熊蜂の周りには、航空力学を知っているお仲間がいなかったので、無事に空を飛ぶことが出来たのです

私たちの身の回りにも、そのように「お前にできるはずがない」とか「お前は失敗する」とか「お前はダメな奴なんだ」と言い聞かそうとする人もいます

なかには親切心で言ってくれている人もいるのでしょうが、実際には自分の失敗体験から、あなたの成功を認めなくないからなのかも知れません

ともあれ、いろんな理由であなたを諦めさせたり、制限しようとする人が現れます

そうした人物を”夢喰い”と名付けてみます

伝説のバクは人の夢を食べると言われていますが、皆さんの人生にも、あなたの夢を食べてしまうバクのような夢喰いは存在します

夢喰いによって多くの夢が現実となることなく、食べられてしまいました

では、どうしてそうした者が、私たちの人生に登場してくるのでしょう？

それは人生が、あなたがどれだけ自分を信じられるのか、どうしてもその道を目指したいのか、覚悟を問いかけてきているのです

自分を信じられないもの、先に進むだけの覚悟が無いものを、ふるいにかけているのです

ようは、そうした存在がいるからダメになるのではなく、あなた自身が自分を信じ、信頼する事、先に進む覚悟が出来ている事を試すための方便として現れてくるのです

どうか振り返ってみて、自分を疑っていないか、いざとなったら尻込みしてしまわないか、覚悟を決めて当たっているかを見直してみてください

本当は出来るのに、出来ないと思い込んで、ダメになっている事がとても多いのです

みなさんも一度振り返ってみて下さい

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