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それでは本題に入ります
世界で二番目の人口を抱えるインドでは、新型コロナの変異種による感染爆発が起こり、深刻な事態に陥っています
最近では一日の感染者だけで40万人を超えており、死者は一日当たり三千人を超えているそうです
しかし、おそらくこの数値は氷山の一角でしょう
すでにインドでは医療崩壊が起こっており、自宅でなくなる人も大勢出ているでしょうから、正確なことろは分からないはずです
酸素不足も深刻になっており、取り合いが起こったり、買えない人は亡くなるなどの悲惨な状態もあるようです
インドでいま流行しているのは、あらたな変異種で二重変異種とされています
インドの二重変異種は「E484Q」「L452R」という2つの変異があるのが特徴とされます
「E484Q」というのは、ウイルスがが人の細胞に取り付く足掛かりとなる「スパイクタンパク質」に変異が起こるもので、これによって感染力が従来型より高まると言われています
さらに「L452R」は452番目のアミノ酸が置き換っており、米国内で猛威を振るうカリフォルニア株が同じ変異を持っているとされています
「L452R」変異は、日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)―A24」がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという実験結果があります
つまりこのウイルスに対して日本人が感染したら、免疫低下の可能性が高いという事です
これは日本人だけでなくアジア人に共通する問題です
今までのコロナは東アジアでは感染がそれほど広まっていませんでした
第四波の日本においても、欧米と比べればそれほど深刻では無かったのです
それは新型コロナは東アジア人には感染しづらい特徴があったためと言われています
ですがインドで見つかった変異種が広まると、日本人も多く発症してしまう恐れがあります
日本ではそれほど被害が多くなかったため、新型コロナに対して「たいしたことはない」という甘い認識も多いため、水際対策が十分でなく、海外から容易に変異種の流入を許してしまっています
すでにインド型についても空港で20例、市内で1例の感染者が出ています
今でも日本国内では、イギリス型の変異種に流行が置き換わったことで、大きな感染の波を見せていますが、それがより深刻な事態を招きかねないということです
コロナについては個人レベルでの考えと、政治レベルでの考えを切り離して考えないといけません
コロナについてあまり不安や恐怖を抱いて、ネガティブな感情を持っていると、免疫力が落ちてしまうため、かえってよくありません
個人レベルでは、あまり恐怖に縛られることなく、ポジティブな気持ちでいて、免疫力を高めていた方がいいでしょう
ですが、政治レベルや全体として見た時には、そのような甘い見通しではいけません
コロナの問題を深刻に受け止めて、厳しく水際対策もし、変異種も日本に入ってかないようにしっかりと管理していかなくてはなりません
そして医療体制についてもしっかりと先手を打っておくべきでした
すでに感染から一年以上が立って、いまだに重症者が全国で千人を超えただけで、医療崩壊が起きつつあるのは、あまりに手を打っていなかった結果です
それはコロナはすぐに終息するだろうという甘い見通しに立っていたからです
政治や組織のリーダーとしては、このような甘い考え方をしてはいけません
多くの国民の運命を左右する問題なので、厳しい目で見据えていかなければならないのです
そのように大きく分ければ、個人レベルと組織レベルでは求められる考えは違います
それをごっちゃに考えてしまう事で、間違った判断をする事が多いのです
個人レベルでは恐怖心で染まってしまってはいけないでしょう
一方で全体的な見通しでは、甘い考えを捨てて、厳しい現実を予想して手を打っていかなくてはなりません
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2 件のコメント:
いつもありがとうございます。
政治ブログが休止中なので残念ですが
本日、久しぶりに先生の熱い提言を受けて嬉しいです。
仰る通り私個人は前向きに、現状に向かっていきたいと思います。
国の緊張感ある対策を願いたいと思います。
選手には申し訳ありませんが、オリンピックどころじゃなくなってきましたね。
このまま行くとコロナは消えなくて一生マスク生活になるかもしれませんね。
ワクチンで守っても新たな変異種が出てきてずっといたちごっこになり地球上からコロナは消えなさそうですね。いくら太陽光で凌いでもどうにもならないと思います。
オリンピックは永遠に開催出来ないのか…、中国で感染者がゼロでも他国から人を呼び寄せれば感染爆発起きそうですし。
前より自由は無くなっても新たな自由を開拓していくしかないですね。
前向きに捉えましょう!