人は誰しも、自分に自信が持てなかったり、苦手意識があって、もっとこうありたいと願うものです
理想の自分になりたいと願っていると言えます
そもそも自分とは何かと言うと、「その人が考えているそのもの」なのです
自分はどのような人間かと思っている事が、その人自身を決めています
では、どうして自分はこういう人間だと私たちが思うようになったかと言うと、過去からの経験が大きいのです
過去に体験した様々な出来事から、自分とはこのような人間だと思うようになります
たとえば学校では生徒を集めていろんな試験をしています
その中でなかなか良い成績の取れないものがあるでしょう
体育の成績が悪い人とか、英語の成績がよくない人もいます
そのように体育で成績が悪ければ、自分は運動が苦手だと思うようになりますし、英語の成績が悪ければやはり苦手意識を持つようになるでしょう
それらには確かに素質としての問題もある場合もありますが、苦手意識を持つ事で、ますます悪くなっている事もあります
学校の成績以外にも、たとえば人づきあいが苦手な人もいるでしょう
あるいは大勢の前でスピーチするのが苦手とか、あがり症だと思っている人もいます
そうした苦手意識には、過去に何かしらの体験がもとになっている事があります
過去に仲間外れにされた経験があれば、それが影響して人付き合いが苦手になるケースもあります
緊張して失敗した経験があると、また同じように失敗してしまうのではないかと思って、ますます力が入ってしまい、大勢の前で失敗を繰り返すケースもあります
このように過去の経験から来る苦手意識が、その人の可能性の足を引っ張っている事があるのです
ですので、自分の中に持っている苦手意識を克服することで、もっと良い成績や成果を上げていく事も可能です
そのためにはどうすればいいでしょうか?
問題の意識は、過去のネガティブな体験が、そうした意識を作り出したと述べました
逆に良くしていくためには、ポジティブな体験をしていけばよいのです
といっても、実際にポジティブな経験を積むのは、そう簡単ではありません
ではどうすればいいかと言うと、自分が出来る姿をイメージして、それを頭の中で体験するのです
たとえば大勢の前で話すのは緊張して苦手だと思ったら、自分が大勢の前で素敵な話をして、そうして聞いている人が感心して喜ぶ姿をイメージします
そうした成功する体験をイメージする事で、心の中に刷り込まれた苦手意識を上書きしていきます
頭の中でイメージすることも、実際に経験するのと似たように、私たちには一つの経験として入ってきます
そのため、成功する姿をイメージしていく事で、今までのネガティブな経験を薄めることになります
なりたい自分を想像して、イメージしていく事で、実際にその理想像に近づいていくのです
私たちは、思った自分になっていくのです
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