私たちが起こった出来事のありのままを見ているように思っていますが、実は様々な歪みをもって見ています
まるで色眼鏡かけて世界を見ているように、各々が違ったメガネをかけて世界を見ています
起こった出来事を客観的に判断しているようでも、実際には過去の経験などから出来た考え方の癖、思い癖で、うがった見方をしています
たとえば、ここにA子さんという女性の方がいたとします
A子さんは結婚されていて、新しい町に引っ越してきたとしましょう
そこでご近所の方が通りを歩いている所を見かけ、会釈します
ですが、相手の方は挨拶せずに通り過ぎてしまいました
A子さんは「きっとその近隣の方は自分の事を嫌っているに違いない」と思います
それで挨拶を返さなかったのだと考えます
「引っ越した時にきちんと挨拶にうかがわなかったから嫌われたのだ」と思い込んでしまいます
そうして「自分たちの家族は、この地域には受け入れられないのではないか?」とおもうようになり、次第に心が沈んでいきます
隣人と会うのも怖くなって、次第にお家に引きこもるようになりました
ですが、後から分かった事では、その近所の方は、当時悩み事があって、考え事をしながら歩いていたため、A子さんのあいさつに気づかなかっただけでした
真実はたったそれだけの事でも、間違った捉え方をしたA子さんには、大きな出来事として問題を引き起こしてしまいます
なぜそうなったかと言うと、A子さんは以前に学校でひどいイジメにあい、クラスの人から無視される体験があったからです
そのため、ちょっとした隣人の態度が気になり、また自分を嫌って無視したのではないか?と勘繰ってしまったのです
A子さんはいじめ等もあり自己嫌悪が強くなってしまい、物事をそうした思い癖によってみてしまったのです
これは決して特殊な出来事ではなく、皆さんも何かしら思い癖は持っています
自分の持っている思い癖を見つけることが大切です
どのような思い癖、思考のパターンを持っているのか、振り返って考えて見ましょう
0 件のコメント: