2021年1月13日水曜日

強い者が生き残るのではなく変化できる者が生き残る



コロナ禍で激変する今に通じる言葉として「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」というのあります

これは進化論を唱えたダーウィンの言葉だと知られていますが、実際には米国の経営学者レオン・メギンソンという方が、進化論的な考えを独自に解釈して作った言葉だそうです

世の中が変動していく中にあって、その変化に対応していける者が、次世代には生き残り、繁栄していくというものですね

有名になった言葉ですので、実際に即した名言だったのでしょう

たしかに古代の生物を見ても、恐竜などは体も大きくて、強い力を持っていたので、強いものが生き残るなら今も地球で生き残っていたかも知れませんが、実際には滅びてしまいました

逆にトカゲのように小さくて弱い生き物は絶滅せずに生き残っています

巨大な体を持つマンモスも、現代では生き残っていませんが、かつては地球上に繁栄している時期がありました

しかし、マンモスの力の象徴ともいえる左右の牙が大きくなりすぎて、自分自身を傷つけるまで成長し、それが原因で滅んだのではないかとも言われています

このように強いものが必ずしも生き残るのではなく、環境の変化に適応していったものが生き残っていくと言われます

進化論は必ずしも誤謬のない説ではありませんが、経営などを考える知恵として、進化論にたとえた話が浸透しています

コロナ禍で変化する状況の中で、生き残っていくためには、変化した環境に適応したものということでしょう

時代が変化するとは、長所や短所の当たる面が、移り変わっていくようなものです

一つの像にしても、光の当たり方によって、見える箇所が変わります

今はどの面に光が当たっているかを見極め、そこを伸ばしていく必要があるという事です

このように世の中はどんどん変転して行きながら、大きなサイクルを繰り返していきます

歴史は、まったく同じ道を辿りませんが、韻を踏んでいきます

今まではそれほど光の当たっていなかったところが、時代の変化と共に脚光を浴び、その面が伸びていきます

現在では社会が密を避けるようになっているため、実店舗などは厳しくなって、オンラインなどのネット上のサービスに光が当たっています

また都会などの人口の多い所よりも、これからは地方に光が当たるでしょう

今まで光が当たって伸びていた所が、くるっと回転していく事で、違う面に光が当たるようになり、落ちていくようになります

このように時代によって光の当たっていく所が変わっていくわけです

変化した時代に合わせて、そこにマッチしていったものが伸びていきます

コロナ禍の今だからこそ、必要な考えでしょう

関連記事



1 件のコメント:

  1. あらゆる生物が地球の環境に合わせて変化して来ましたが、唯一、太古の昔から全く変わらないのがゴキブリだとか

    氷河期でサイズが変わった説もありますが形態は、あのままみたいですね。

    返信削除

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。