2021年1月12日火曜日

人生のターニングポイント=転機を乗り越える方法


昨日は成人式でした。新型コロナの影響もあって開催されなかった地域もあり、混乱もあったようですが、若者たちが社会人となっていく人生の転機の日です

そして20歳の方たちだけでなく、いま、多くの人が人生の転機を迎える時期に来ています

新型コロナウイルスの影響もあり、様々な社会の変化が目の前に訪れています

多くの人にとって人生のターニングポイントの訪れる時期に面しています

コロナで仕事が無くなり、新しい職場に入る事も出てきますし、また違った職種や仕事に変わる事もあるでしょう

いまは離婚や逆に結婚件数も増えているそうです

そうした転機が皆さんの身近に訪れる日が来ています

そこで、こうした人生の転機=ターニングポイントを乗り越えるための方法について述べてみたいと思います

メリーランド大学の名誉教授ナンシー・K・シュロスバーグ氏の転機についての話しを紹介します

転機について同氏は二つの事を指摘しています

一つには、「ある出来事が起こる事」

二つ目には、「ある出来事が起こらない事です」

まず一つ目の、「ある出来事が起こる事」ですが、これは分かりやすいですね

たとえば学校に入学したり、就職したり、失業、倒産、転勤、転職、昇格、結婚、出産、入院など、人生にはいろんなイベントが訪れます

こうした人生に起こってくるイベントが「ある出来事が起こる事」です

次に「ある出来事が起こらない事」とは何でしょうか?

それは予定していたり、希望していたことが叶わない事などです

受験して受かるはずだった学校に入れなかったり、単位が不足して卒業できなかったりします

また希望の会社に入れずに、就職先が決まらないとか、思ったように給料が上がらなかった、結婚する予定の方と離れることになったなどがあります

他にも政治で支持していた人が受からない事もあるでしょう

そのように人生には予定通りに進まず、「ある出来事が起こらない事」が起こります

このように人生には様々な転機が訪れます

シュロスバーグ氏の転機を乗り越える方法


シュロスバーグ氏が提唱する転機を乗り越えるための方法について説明します

まず第一段階では4Sのリソース(資源)を点検することです

4Sとは = ①Situation(状況) ②Self(自己) ③Supports(支援) ④Strategies(戦略)となります

①Situation(状況)


まず状況を把握することが大事です

転機の切っ掛けは何だったのか?

その転機は予定していた事か、想定外だったか?

転機は一時的なものか?それとも長く続くのか?

過去に同じような転機はあったか?

どれくらいのストレスがかかるか?

この転機はプラスとなるかマイナスとなるか?

転機を自分でどれくらいコントロールできるか?

こうした問いをしながら、転機の状況を把握していきます

②Self(自己)


次に自分自身について点検していきます

自分は将来どうなっていきたいと思っているのか?

今回の転機は自分の人生にとってどのような意味があるのか?

自分の能力や才能はこの転機に活かせるか?

環境の変化にどれくらい耐えれるか?

こうしたことを自問していきます

③Supports(支援)


次にどのような支援があるのか考えます

自分を支援してくれる人はいるのか?

転機によって今まで得られていた支援が無くなるか?あるいは新しい支援が出てくるのか?

転機に必要な情報を得られる手段はあるのか?

精神的な支えをしてくれる人はいるか?

経済的な支援は受けられるか?

④Strategies(戦略)


4番目に戦略が来ます

戦略とは転機に対してどのような手を打っていくかです

転機に対してどのような対処法や手段があるか考られる方法を検討したか?

転機の持つ意味について、様々な角度からとらえなおしてみたか?

転機によるストレスを軽減する方法を検討できるか?


このように、まず、転機につてい4Sを参考にして、様々な角度から検証して、把握できるように努める事です


その次の段階として第2段階「変化を受け止める」が来ます

転機について検討したなかで思いついたことや考えたことを踏まえ、どのように転機を受け止め、乗り越えていくかを検討して実行していきます

いろんな戦略を考える中で、どれを実行すべきか、何を選択すべきかを選んでいきます

このように戦略を選び取っていき、行動計画を立てることです

コロナ禍の現在に使える考えなので、転機が訪れている人に参考にしていただけたらと思います

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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつもありがとうございます。
参考にさせて頂きます。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。