大阪の知事がうがい薬にコロナを減らす効果があると発言して、ドラッグストアから品が無くなる事態が発生したようです
うがい薬に入っているポビドンヨードが有効という事ですが、それは以前から分かってはいる事でした
アルコールなどと一緒で、ウイルスを死活させる効果が高いです
べつにうがい薬でなくとも、70度くらいあるお酒を飲んだり、うがいしてもウイルスは減るはずです
お酒を飲んだ方がのどまで殺菌しますので、効果は高いかも知れませんが、アルコール中毒になられる方が出られるといけませんのでお勧めはしません(笑)
まあそれは冗談ですが、鼻腔や肺の中まで入ったウイルスには効果が無いでしょうから、治癒効果は期待できないでしょう
コロナに罹った人が、他の人に移りずらくするために、口の中だけでも減らす目的ならよいかと思います
ただしそれもマスクをする事が有用で、うがい薬はその補助くらいの役割でしょう
ポビドンヨードのうがい薬は確かにウイルスや菌を殺菌する能力は高いのですが、日常的に使っていると風邪予防の効果は薄くなると言われています
それは人間の身体には常在菌というものがいて、人間は菌と共に生きています
皮膚などにも乳酸菌などが生息していて、肌を乳酸で弱酸性に保っているから、病原菌などを弾いて守ってくれているのです
それらの菌まで殺菌してしまうと、病原菌などの侵入を許してしまい、かえって病気を引き起こす場合があるのです
うがい薬についても、口の中に住んでいる常在菌を死滅させることで、菌からの抵抗力が弱くなり、結果的に風邪などに罹ってしまう事にある場合があると言います
ある実験では、水だけでうがいした人と、うがい薬を入れてした人、何もしない人、この三グループを調べたら、水だけでうがいした人が風邪をひきにくくなって、うがい薬を入れた人と何もしなかった人は、ともに比較的風邪に罹りやすかったと言います
新型コロナも風邪のウイルスに多いコロナウイルスの一種ですから、ずっと使用していると常在菌も殺菌してしまってバリア機能が失われ、何もしないのと同じように罹りやすくなる可能性があります
ステイホームでずっと家に籠っていることで、日光を浴びる時間が減って、ビタミンD不足が起こり、かえって罹りやすくなる恐れがあるのと同様に、今回の知事発言も、過剰なうがい薬の使用を誘発して、かえって全体的にコロナに感染しやすくなる可能性があります
外から帰ってきた時だけ、うがいする等なら分かりますが、一日に四回も徹底して殺菌していたら、おそらく口の中のよい菌もいなくなって、感染がかえってしやくすなくのではないかと危惧します
あまり政治家の言う事は素直に従うよりも、疑問に思って聞いた方がよいでしょう
0 件のコメント: