いまコロナ禍とともに経済の悪化が懸念されています
すでに観光や旅行、宿泊、外食などを中心に、厳しい状況が続いています
私の方でも以前より、世界が恐慌に突入する可能性がある事を指摘しています
そうした中で、経済的な危機による恐れを感じる人も多く出ています
すでに売り上げが激減されている所もあるでしょうし、勤め先の経営が厳しくなって雇い止めになるケースもあります
売り上げや給料が入ってこない等の、お金を失っていく事への恐れも増大しています
それは貯金があまりない人だけではなく、普通からすれば多く持っていると思える人でも、この失う事の恐れは深いでしょう
給料が減っていったり、勤め先が無くなるなどの不安もありますが、お金も持っている人もまた、これから資産を減らしてしまわないかの不安と戦っているでしょう
もちろん楽観視していて、またすぐに経済も回復するだろうと見て、甘く見ている人もいます
そうした人はあまり不安もないかも知れません
しかし、そうした人は、暖かい間に陽気に暮らしていたキリギリスのように、急に冬が訪れてからどうすることも出来なくなって、多くを失う羽目になるでしょう
たとえばお金を持っていて、ビルなどを所有し、オフィスビルにして貸していたり、店舗に貸したり、あるいはマンションを持っていたりする場合もあるでしょう
これからテレワークが浸透していけば、オフィスも必要が無くなるので、都心部のオフィスビルは、ほとんどガラガラの状態になってくるかも知れません
多くの会社が、高いお金を払ってオフィスを賃貸するより、テレワークを活用していこうとする動きになれば、都心部のビルはがら空きになってくるでしょう
お店などの店舗に貸している場合でも、いまは自粛ムードが残っており、お店は次々と閉店に追い込まれていますので、誰も借り手が見つからなくなってくるでしょう
民泊やホテルをしていた所も、コロナの影響で旅行者は激減しているため、成り立たなくなっています
マンションにしても、これから失業したり、給料を減らされていく家庭が増えますので、家賃の滞納や、安い所に引っ越していくなどが増えていきます
そうすると、いままで都市部にアクセスのよかった場所のマンションなども、テレワークの普及もあって、需要が無くなっていき、がら空きの状態になる可能性が高いです
このように、お金があって、不動産などを所有していても、これからは厳しい状態に入っていきます
そのためお金を失う事の恐れも高まっているでしょう
人はお金をあまり持っていない時には、お金をたくさん欲しいと願いますし、お金さえあれば悩みは解決するように感じます
しかし、いざ実際に大金を手に入れたら、今度は「失うのではないか?」という恐れに苛まれてしまいます
とかく人間という者は煩悩が尽きず、どのような境遇になっても悩みは尽きないものです
昨日は日本映画の「億男」という作品をネット配信で拝見しました
内容としては、多額の借金を抱えて暮らす男の人が主人公で、その人には子供と妻がいるのですが、今は別れて暮らしています
借金の返済に追われているため、子どもが行きたいというバレエ教室にも通わせられないとする主人公に、愛想をつかして妻が子どもと一緒に出て別居しているような状況です
その主人公が宝くじを手に入れるのですが、見事一等を獲得し3億円を手に入れます
これで借金を返して、また妻と子と一緒に暮らせると喜ぶ主人公ですが、ネットで宝くじに高額当選した人の末路を見てしまいます
ほとんどの場合、高額当選してしまったがゆえに、悲惨な末路になる事が多いと目にします
それで怖くなった主人公は、大学時代の親友で、IT企業を立ち上げてお金持ちになった者のところにどうすればよいのか相談に出かけます
するとその友人は「まず実際にお金を知らなければいけない」という事で、全額を下させて、目の前に積みます
そして実際に使ってみる事が大切だとして、豪華なパーティーを開きます
そこで高級シャンパンを開けて一気飲みしたり、お金をばら撒いたり派手な乱痴気騒ぎをします
翌朝、酔いから目が覚めた主人公は、誰もいない部屋に一人で寝転がっています
慌てて三億円を入れていた金庫に駆けつけるのですが、すでに空っぽになっており、親友も姿を消しています
そして主人公は、親友の跡を追っていくのです
親友と共にIT企業を立ち上げて、成功した後会社を売却してお金持ちになった者たちに会いに行くのですが、お金を得た後に色んな生き方をしている彼らに出会います
そして主人公自身も、借金をしてそればかりを考えるようになっていて、いつしか以前の自分を見失っている事を妻に指摘されます
結末はどうなるかネタバラは控えますが、主人公と共に、お金とは何かを視聴者にも考えさせられる作品となっています
話を元に戻しまして、私たちは恐れによって、かえってその現実を引き寄せてしまう事もあると知っておかなくてはなりません
たしかにこれからの時代を生き抜くには、難しいかじ取りを迫られる時となっています
予測のしない事も多く起こってくるでしょう
そのなかで不安や恐れから、間違った行動を取ることなく、また軽視しすぎて備えを怠ることなく、冷静で正確な判断をしていかなくてはなりません
そして最後には、死んだらあの世には一銭も持って帰れないことを自覚しておくことでしょう
どれだけ大金を稼ごうとも、あと数十年もすれば、地上にすべて置いていかなければなりません
絶対に手放したくないと執着しすぎては、地縛霊となってあの世に旅立てなくなります
いずれはすべて手放さなくてはならない日が訪れる事を自覚しておくべきでしょう
4 件のコメント:
テナントやマンションが空室状態になっていくのは、今後1年以内に起きるのでしょうか。それとも2,3年かけてや長期的にそうなるのでしょうか。
都心ではまだこれから再開発事業があります、進行中です。道路が整備され、高層ビルが建ちます。
人間の欲はきりがありませんね。欲は必要な欲もありますよね!人間が生きるために最低必要な欲です。食欲、睡眠欲、ですね。あとは子孫を残すために愛があっての性欲ですね。
金銭欲は、今現在の世の中を生きて行くのに必要ではありますが、あまりに強すぎると自分自身で、自身の欲に潰されてしまうんですね!億男はその一部の人の人生の例なのかもしれません。
今生きている世界は、とてもすごいです!私達は幸せなんです!宇宙は広すぎて想像する無限大の星々があります!その星々の中でも地球と言う星は、綺麗です。生物も沢山の種類が生きていける条件が整っています。
私達、人間はまず日々のなにげない生活、生きていける事に感謝したいものです。強い欲は身を滅ぼしますが、感謝と愛は、体と心を、温めて他者をも癒し、地球、宇宙も癒します。
一日一回、自分に感謝、他者に感謝、地球に感謝したいと私は思いました。
何か今回のコロナで、いろんなものが変わっていく気がします。
私自身も、毎日、今までやったことのない作業をやっています。一段落したら、今の仕事が無くなり、正反対の事をやるような気がします。
なるようにしか成らないので、一日、一日コツコツと頑張ります。
お金の価値は、国民がお金を信用しているから生まれるのなら、お金の信用がなくなるって、どういうことだろう。お金を皆が使わなくなるってのは、お金を信用していないことに繋がるのかな。お金を使わないってことは、使っても、入ってくる見込みがないってこと。お金が入らないってことで、お金の信用がなくなる。お金は回っていてこそ価値があるってことかな。
借金については、ローンも含めて、絶対にしないほうがいい、と私は思うんですが、どうでしょう?