2020年1月4日土曜日

人類の未来社会への予知 AIの先にあるのはユートピアかデストピアか



AI(人工知能)が進化していき、私たちの仕事はAIを搭載した機械(ロボット)にとってかわられるのではないかと言われています



AIが進化していった先には、はたして理想的な社会=ユートピアが待っているのでしょうか?それとも地獄的な社会=デストピアが待っているのでしょうか?

今日は人類の未来について、どのような社会となっていくのか話してみたいと思います

まずAIについて話してみます

AIとは人工知能の略で、人間に代わって機械が考えるというのがAIと言えます

今までは産業革命があって、人類の歴史は大きく変わってきました

産業革命とは簡単に言うと、人間の労働が機械に入れ替わってきた事を意味します

たとえば、今までは人力で布を織っていたのが、産業革命で出現した蒸気の力を利用した機械が人間のかわりに布を織るようになります

あるいは、蒸気機関を利用して、鉄道を動かし、多くの貨物を人間が持って運ばなくても、機械に乗せて大量に運べるようになりました

人類の歴史では、道具を使うようになった変革がありましたが、それに続いて、動力をもって動く機械の登場によって、自動化が進んだ産業革命が起こったのです

そして現代ではさらにAIが進化していく事で、今までは機械を人間が動かしていたのですが、それをAIが代わって動かすようになります

今までは人間のかわりに機械が動いて、その機械を人間が動かしていたのですが、さらに進んで、機械をもAIが動かして仕事をするようになっていくのです

たとえば身近なもので言えば、掃除機は今まで人間が手に取って動かしていましたが、AIを搭載する事で、ルンバなどの自動掃除機が登場し、人間は動かさなくても済むようになりました

もちろんまだ発展途中であり、人間がしなくてはならない部分も多くありますが、将来はもっと進んでいって、掃除に人間の手は必要なくなるでしょう

また自動車の運転も、今ままでは車という機械を人間が運転して操作していたわけですが、それだと事故を起こしたり、運転に時間を取られていましたが、これからはAIによる自動運転が行われ安全で人の手がいらないようになっていきます

各分野でAI化が進んでいくと、今まで人間がやっていた作業が、次々とAIロボットに代わっていくことでしょう

世間でも話題となっておりますが、一般には人間の仕事が奪われて、失業してしまうような話で終わっているかと思います

では、AI化してロボットが社会進出してくると、どのような社会となっていくでしょう?

実は未来は大きく二つの道に分かれていくでしょう

まず一つ目の理想的社会=ユートピアについて話しをしてみます

様々な作業をAIが代わって行われることにより、人間は面倒な労働や、単純作業などから解放されていくようになります

人間が苦痛と感じる作業は、AIロボットが代わるため、人間は労苦から解き放たれていきます

それでは人間は何をしていくかというと、今まで趣味としてきたことや、本来好きだったのが、お金にならないため諦めていたようなことなど、好きな事を仕事にするようになるでしょう

いまは好きな事を仕事にする人間は、まだ僅かしかいないでしょう

たいていは生きるために仕事をこなして、それでお金を頂いているような生活を送っています

それゆえ仕事のストレスで病気になったり、過労死してしまうような事まで起こっています

未来社会においては、多くの人が自分の好きな事を仕事とし、才能を発揮することで世の中に貢献する社会となっていきます

たとえば今は絵を描くことが好きな人でも、絵描きで生活できる人はごくわずかなはずです

ゴッホも生前に売れたのは一枚だけで、あとは極貧生活を送っていたでしょう

そのように絵の才能のある人でも、多くの人は絵では生活できずに、別な仕事を持って生活を支えているはずです

あるいは、役者になりたい人などはいっぱいいて、その中で役者で生活できるひともわずかしかいないと思います

ほとんどの人はアルバイトなどをしながら、舞台俳優などをして、食いつないで何とか芽が出ないかと頑張っているでしょう

他にも歌手になりたい人などもたくさんいて、歌で生活できる人はほんの一握りのはずです

多くの人はやはり別な仕事をしながら生活し、売れるのを待っているでしょう

他にも物書きなどもそうでしょう

小説や何か文章を書いて生活したいと思っている人も、なかなか物書きでは生活は難しいでしょう

以前にコンビニの店員をやられている方で、有名な小説の賞を取られた方がいましたが、それでもバイトは辞めないように編集の方に言われたりしていたようです

それだけ大きな賞をとっても、物書きだけで生活するのは難しいという事ですね

このように色んな夢や希望があって、将来は成りたい仕事があっても、現実には難しいという事がありました

AIロボットの普及によって、多くの労働から解放されていくと、人々は自分の望んだ仕事で生活するようになっていくでしょう

他にも今、YouTubeで動画をアップして生活していける人もいますが、それがさらに進んで、SNSなどでイイネを頂いたのが仕事となるなども起こるでしょう

今までは自己満足にしか過ぎなかったことでも、人から共感してもらったり、支持してもらえることで生活できるようになっていきます

AIロボットの普及というのは、たとえは悪いですが、かつて奴隷を持っていて、生活をしていた人たちに近いでしょう

古代のギリシャでは労働は奴隷に任せて、市民は自由に生きて、学問や芸術をして暮らしていました

そこからギリシャ哲学が生まれてきたとも言えます

労働に時間を追われていては、抽象的な哲学など出来なかったでしょう

そのようにAIロボットの発展と普及によって、人間は労働の多くをロボットに任せ、自分たちは学問や芸術に精を出したり、自分たちのしたい仕事をするようになっていくでしょう

多くの労働から解放された人類は、精神性にも目を向かせ、霊性の向上を目指していくようになります

こうしたユートピア的な未来社会も可能性として開かれています

黙っていても勝手に進化していったらそうなるのではなく、その方向を目指していくことで、そうした未来を手に入れる事が出来ます


次に、もう一つの可能性についても話しておきましょう

AIロボットが進化していく中で、社会がデストピア(暗黒郷)化していく可能性です

そこでは一部の特権階級のみが自由と権力を持ち、多くの市民たちが、最低限の生活の中で不自由な生活を送ります

一部の特権階級とは、共産主義におけるエリート層・支配階級であったり、または進化した資本家層であったりします

そのどちらかあるいは両方がAIロボットの権限を握り、富と権力を独占する社会となります

市民は配給制度によって、最低限の食料と衣料、住環境が与えられ、その代わりに支配者層に服従を強いられます

街中に監視カメラが設置され、ネットを介した情報のやり取りは当局がすべて閲覧し、人々の行動と思想が監視されます

少しでも不穏な思想を持っていると疑われた人間は、すぐに秘密警察に連行され、強制収容所で洗脳教育され、政府を礼賛する人間に改造されます

そうして貧しく管理された一般市民と、特権階級の自由な支配層とに分かれ、分離された社会が出来上がります

人類の未来には、こうした大きく分かれて二つの道があります

パラレルワールドという言葉を聞いたことがあると思いますが、今あげた二つの人類の未来というのは、パラレルワールドであって、同時並行的に存在する未来でもあります

そのどちら側の世界に進むのかは、私たち今生きている人の選択にかかっています

上記にあげましたデストピア社会というのは、すでに中国では現実化しつつあります

もしも中国が将来にわたって、世界を席巻するような事になれば、私たちの地球はデストピア社会へ向けて進んでいく事になるでしょう

ユートピア社会の方に進んでいきたいと願うのなら、自由主義的な社会を望む選択をしていくべきです

いま日本は自由主義圏と中国共産主義とを天秤にかけているように見えます

どちらにも片足を突っ込んでいるような様子に見えるのです

はたしてどちらの地球に暮らしたいのか?それを選ぶのは私たちにかかっている事を知らなくてはなりません

関連記事



1 件のコメント:

  1. デストピア社会には、文化は生まれない。

    宇宙から地球を見ると、魂の成長のためにはデストピア社会も必要な側面もある
    しかし、現在地球上は、デストピア社会に汚染されている状況となっている。
    ならばユートピア社会になるように日本は舵をとらないといけないと思います。
    政府は自由主義圏に舵をきりましょう!

    返信削除

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。