2019年12月17日火曜日

ウォルト・ディズニーやカーネル・サンダースらはどうして成功できたのか


数々の偉人たちが成功したものは違っても、共通する精神があるように思います

まずは彼らがどのような過程で成功していったかを紹介したいと思います


ある人物は、勤めていた新聞記者の職を首にされてしまいました

その解雇の理由とは「イマジネーションに乏しくて、良いアイディアもうかばないから」という理由でした

その人物はその後、何度も会社を設立しますが、失敗続きでどれもうまく行きません

ようやくウサギのキャラクターを思いついてそれをアニメにして成功するのですが、映画配給会社にキャラクターも社員も奪われてしまう形になりました

失意の底にあった時に、彼はオンボロの事務所にネズミが住みついていて、そのネズミたちに餌をやって親しくしていた事を思い出します

ハッとひらめいた彼は、そのネズミをモデルにしたミッキーマウスというアニメキャラクターを作り出し、大成功をおさめます

そうです、彼こそディズニーアニメで有名なウォルト・ディズニーその人です

ディズニーはアニメの成功をもとにして、テーマパークを作る夢を思い描きました

世界中の子供たちが、自分のテーマパークに集まり、キャラクターたちと仲良くする風景を思い浮かべたのです

さっそくテーマパークを作るために資金提供をしてくれる先を求めましたが、どこからも相手にされず、断られ続けます

断られた数は何と302回に及ぶと言われます

普通の人であれば、数回断られたら気が滅入ってダメだと諦めるでしょう

しかしディズニーは決してあきらめず、夢に向かって進み続けたのです

こうして出来上がったテーマパークが、皆さんご存知のディズニーランドとなります

今ではアメリカだけではなく東京や香港など、世界に六ケ所も作られるまでになり、大成功を収めています


次にダイソンさんを紹介します

あの「吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機」のフレーズで有名な掃除機のダイソンの創始者です

31歳のダイソンさんはある日、いつものように紙パック式の掃除機を使って掃除をしていました

すると掃除機の吸引力が落ちていて、全くゴミを吸わなくなった事に苛立ってしまいます

そこで彼は『もっといい掃除機を作ってやる!』と息巻いたのです

ここから彼の厳しい挑戦の日々が続きます

彼は自宅のガレージに籠って、新しい画期的な掃除機の開発を進めます

今まで貯め込んでいたお金をすべて開発資金に充てました

一日に何台もの試作機を作り出す熱意をもって開発を続けます

しかし何年も続けていると、ついに貯金も底をつき始めます

仕方なく銀行から借金をして開発を続ける事になり、その間、奥さんは教室を開いて働いて支えました

その様子を見かねた友人からは「いいかげんちゃんとした仕事に就いたらどうだ」と説教される始末です

ダイソンさんは試作を3000回以上も重ねて、ついに「もう無理ではないか?」という不安が頭をよぎりました

その時、彼の頭に発明王エジソンの言葉が浮かんだといいます

「失敗者とはどれだけ成功に近づいたか気付かずに諦めた人だ」という言葉です

エジソンの言葉に励まされ、諦めずに続けたダイソンさんは、銀行からの借金も底をつき、もうすぐ自己破産という所まで追い込まれました

そしてついに生み出されたのが、5125台目にしてようやく作り上げた、遠心力を使ったサイクロン式電気掃除機です

試作品が完成するまでにかかった歳月は実に15年と言います

彼もまた諦めずに続けた結果、成功を手に入れた人物です


もう一人はケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースさん

彼は生涯に40以上の職を転々としたといいます

保険やタイヤのセールスマンをしたり、修理工をしたりしますが、どれも長続きしませんでした

30代後半で設立した会社は、不況の煽りを受けて倒産する経験もしています

サンダースさんは40歳になり、田舎でガソリンスタンドを始めます

そしてスタンドに併設して、小さな「サンダース・カフェ」という食事処を作ります

このサンダース・カフェで出された食事のひとつが、秘伝のスパイスと圧力釜であげた、今に続くケンタッキーフライドチキンに繋がります

彼の料理は評判となり、お店は大繁盛しました

しかし、サンダースさんが65歳の時に、お店の近くに新しいハイウェイが開通し、車の流れが変わってしまい、店は寂れてしまいます

仕方なくお店をたたんで、店を売り払った彼は、フライドチキンのレシピとスパイス、圧力釜だけをもって車で旅に出ます

そしてレストランを周り、フライドチキンを試食してもらい、調理法を教える代わりに、チキン1羽につき5セントの特許権使用料を払ってもらう契約を取ろうとします

現在でいうフランチャイズシステムを生み出したのです

しかし、こんな話は当時誰も聞いたことがありませんから、行く先々で断られてしまいます

その数は何と1009回にものぼったと言います

しかも彼はもう引退していてもおかしくないような歳です

普通であればとっくに諦めていたことでしょう

サンダースさんは高齢であることを言い訳にせず、諦めずに続けた結果、世界中にチェーン展開する大成功をおさめたのです


彼らの成功を聞いてみると、普通の人がとっくに諦めていたことでも、粘り強く続けていき、ついには世の中を動かすようになったという共通点があります

どれだけ打たれても、また立ち上がってくる復元力が驚異的であると思います

諦めずに貫いていく事で、やがて壁に穴が開き、そこから光があふれてきます

失意にある時や、希望を失いそうになった時、彼らのことを思い出してみてはいかがでしょうか

関連記事



3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

諦めるのはまだ早いな!と思えました。
本当にありがとうございました。

アンパンマン さんのコメント...

がんばるよ

匿名 さんのコメント...

年末から年度末にかけて、失敗ばかりで落ち込んでるところお言葉ありがとうございました。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。