2019年11月8日金曜日

子供への体罰の背景にあるもの


子供に体罰を与えてしまうという問題があります

親が体罰を与えてしまう背後には何があるのかを書いてみます



ひとつには、親がストレスを抱えていて、それを子供に発散させている事があるでしょう

いってみれば八つ当たりのような体罰です

夫への不満とか、あるいは会社や親への不満などを、子供にぶつけている事があります

そうした負の連鎖があって、弱い立場へと回っていき、子供へと言ってしまう事があります

それ以外にどのような事があるかと言うと、親が自分のマイナスの部分を子供に投影している事があります

自分が出来ないことを子供に投影し、本来は自分を責めなければいけないのを、子供に向けいていることがあるのです

たとえば親が子供の頃には勉強が好きではなく、あまり勉強してこなかったのに、子供が勉強しないと厳しく体罰を与えてしまう事があります

これは本来であれば親自身のマイナスの部分であり、自分を責めるのがつらいため、子供へと攻撃が向いてしまうケースです

あるいは親がなりたかった夢などがあり、それが叶わなかったため、子供に託して、そして子供に厳しくあたって体罰などをするケースもあります

これなども、自分が出来なかったというマイナスを、子供に投影して攻めているのです

自分が出来なかったのに、子供に「どうして出来ないのだ」といって罰するわけです

これは本来は自分自身に向けている思いなのです

しかし自分を責め立てるのは辛いですから、自分へ向けるべき思いを子供に向けて、子供を厳しく罰するようになるわけです

あるいは親が怠け心があって、子供の始末をするのが億劫である場合に、子供が怠けているといって厳しく罰する場合もあるでしょう

これも分かりやすい親のマイナスを子供に押し付けているケースと言えます

そのように親のマイナスを、子供に押し付けている事があります

一度立ち止まって、「子供を責めているが、それは本来は自分に向けられるべきもんではないのか?」考えているといいでしょう

また児童虐待で捕まる親も多くなっていますが、虐待は体罰とは別なものであり、子供に傷が残るような暴力をふるったりするのは、それは虐待でしょう

虐待する親の中には、これはしつけであり体罰だと考えている人も多いですが、食事を制限したり、傷がつくような暴力をふるうのは虐待です

虐待は体罰の延長線上の場合もありますが、今回の内容とはまた違った話になります

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