それはおもに子供時代などから親や先生など、周りの大人たちから教え込まれたものです
子供の頃の私たちというのは、スポンジのように、与えられた水を吸収する力が高くあります
その水が赤く染まっていたり、茶色く濁っていても、そのままを吸収して育ちます
スポンジのように親などの観念を吸い込み、それを養分として育ちます
いったん吸収されると、それはなかなか拭い去ったり、取り除くことが出来なくなります
親からもたらされた先入観とは何でしょうか?
それは例えば「いい学校に行かなければいけない」とか「大きな会社に就職しなければならないなど」価値観を含んだものです
あるいは「男は男らしく」とか「女は女らしく」などと教育を受けます
親がなりたかった夢を子供に託し「あなたは将来○○にならなければいけない」などと押し付ける場合もあるでしょう
いつしか子供のあなたは、親の思いを自分の思いとして先入観に縛られている事に気づかなくなります
こうした先入観によって、自分を評価したり、他人を裁いたりします
「いい大学いい就職先に行けなかったから自分はダメなのだ」と落ち込んだり、逆に自分がいい所にいっても他人のことを自分と比べて評価したり、見下したりするようになります
そのように先入観によって考える物差しが固定し、それが苦しみを生み出していくのです
しかし親から与えられた価値観や先入観は完璧なものではありません
たいていは生まれる時代や地域によって変わっていくものであり、普遍の真理とは言えないものなのです
現代の日本人に生まれたのなら、日本的で現代的な考えや価値観を、知らず知らずに受け入れているはずです
それらは普遍的なものではなくて、移ろい行く幻のようなものなのです
その目に見えない幻に縛られることで、多くの人が苦しんでいます
見えない鎖によって自身を縛られて、それが苦しみとなっています
成人して大人になったなら、一度振り返って見て、先入観を白紙に戻してみる必要があります
その考えは果たして自分で考えたものなのか、他人からの考えを知らずに受け入れていただけではないのか、本当に正しい事なのか、検討してみましょう
そして時と共に移り変わらないもの、永遠に変わらない真理とは何かを理解し、先入観を改めていくべきです
3 件のコメント:
自分が無意識に行動するパターンが親の先入観に支配されていると最近気づくようになりました。
この先入観を書き換えることは難しいのでしょうか。
今振り返ってみると、親の価値観は間違っているものが多かったです。だからこそ自分は真理を求めるようになったのかもしれません。人間だから間違うのです。
幼少の頃から、親の先入観も世間の先入観もおかしいと感じ、ずっと孤独の中にいましたが、そういった”縛り”のない人との出会いで「自分は自分でいていいのだ!」と思えるようになりました。
スピリチュアルや宇宙の真理について説いてくださるこのようなブログもそうで、とても感謝しています。
いつもありがとうございます。