2019年11月2日土曜日

五輪やテコンドーなど、不仲や不和が発生してしまう理由


本来であれば互いに協力し合う仲間であるはずなのに、不和や不仲となってしまう事があります



先日も国際オリンピック委員会(IOC)が強引にオリンピックのマラソンと競歩の開催地を札幌に決めて話題となりました

もともと8月開催というのは暑い盛りなので、選手ファーストで考えるなら避けるべきでした

それを決めたのはIOCであり、大手の放送権料が入るアメリカの意向に沿ったからと言われています

日本側からは暑さ対策のため、早朝の開始を提案した事もありましたが、IOC側は「パリでは40度でやった」といって取り合わなかったこともあるのです

そうして今回急に札幌開催を決めて、東京都の承諾を得ないまま一方的に決定する事態となって波紋を呼んでいます

本来であれば選手がよりよく活躍できるように、ともに手を取って考えるべきであったのですが、それ以外の思惑で動いているため、混乱の原因となっています

こうした混乱を呼んでしまう元には、権力者が下のものを支配しようとする考えがあるからです

IOCも強権を持っており、自分たちの都合で決定するようにしていますし、テコンドー協会でも問題となっているのは、上の者が権力を振るっているのが原因でしょう

これは政治でも言えます

政治家や国のトップにあるものが、自分の権力志向で上につき、権力を握ることが目的であるなら、下にいる国民を苦しめることになります

もし上にあるものが本当に下にある人たちの事を考え、支配者という思いではなく、使える気持ちであったなら、こうした不和は起こらなかったでしょう

イエス様の言葉にも、同様な話がありますので紹介します

20そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、その二人の息子と一緒にイエスのところに来て、ひれ伏し、何かを願おうとした。 21イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」 22イエスはお答えになった。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲もうとしている杯を飲むことができるか。」二人が、「できます」と言うと、 23イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。しかし、わたしの右と左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、わたしの父によって定められた人々に許されるのだ。」 24ほかの十人の者はこれを聞いて、この二人の兄弟のことで腹を立てた。 25そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。 26しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、 27いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。 28人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」

これはマタイによる福音書20章の一部です

弟子たちの間でも、誰が偉いとか考えてしまい、不和が発生してしまいます

そこでイエス様は、「偉い人となりないなら、逆に使えるものとなりなさい」と伝えているのです

イエスを囲む弟子たちの間でも、たとえば先に弟子になっていたものが、後から来たものを下に見て、指導するような気持ちをもっていたりするでしょう

しかし本当に偉い者は、むしろ後から来たものの事も考えて、サポートするような気持でなくてはいけません

オリンピックでもテコンドーの問題であっても、本当に上にある人たちが、選手たちの事を考え、使える気持ちであったならこうはなっていなかったでしょう

政治家も自分が偉いと思いがちですが、実際は国民に仕えるものであることを自覚すべきだと思います

ちなみに余談ですが、「イエス様が王座につかれる時に、右と左に坐させてください」といったのに「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。」とおっしゃっています

これはイエスが王座のような権力の座につかれるのではなく、人々のために十字架にかかられることを述べていたのでしょう

イエスが十字架にかかられた時に、一緒に死刑になる者が左右にいたと聖書には記されています

弟子たちはみんな逃げてしまい、イエスが王座(十字架)につかれるときには、強盗などが右と左とにいたということですね


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3 件のコメント:

  1. 今回のIOCのやり方は、本当に心底腹が立って仕方がありません。怒りがおさまりません。
    日本人は真面目で優しいのですが、曲者揃いの世界の中では逆手にとられて、政治にしても舐められていますね。悲しいです。
    小池都知事はよくがんばってくださいました。
    悔しいけど、東京も札幌も一致団結してがんばってほしいです。
    神の御加護が日本にありますように。

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  2. 曲者だと気付くまで時間がかかりますね。
    マスコミで騒がれる人物、話題は国民にわかりやすいところもありますけど、
    霊的視点で教えていただけると、考え方が違ってきます。
    イエス様のお話は政治にも私達にも例えて言えます。ありがとうございます。

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  3. 何よりも選手の方々のことを考えるなら、そもそも夏開催にはならないはずと思います…

    よって、このようないざこざになるのはやはり、分け隔てない思いやり(ここでは切磋琢磨し合う選手の方々のこと)よりも利益や忖度や…最終的には選手のことよりも自分たちのことを優先するエゴにあるということがわかります。

    イエスさんが何度も何度も言われているのは、

    「自分のことばかり考えるのはやめなさい。自分のことを少しでも良くしたいと考えるのなら、誰よりも謙虚で、誰よりも低いところで、誰よりも心を込めて、差別することなく誰のためにも、神の愛(分け隔てない思いやり)で生きなさい」

    ということです。

    私のブログでも、イエスさんは何度も何度もそのことを話されています。
    周りの人のことよりも自分のことを優先するから、いざこざになるのです。

    だから、そうではなくて自分も周りの人も安心して満たされる方法は何かをともに考えるべきなのです…そこには自分さえよければいいというエゴがないので神様も必ず助けてくださいますから、とてもよい方法が見つかります。

    今回の開催時期や場所についても、最初から選手の方々のことを最優先にして考えれば、必ず誰もが安心して楽しめる・取り組める時期や場所に導かれていたはずです…なのに、世界の祭典であるオリンピックですらこんなエゴに基づく決定がされたことは愚かというほかありません…イエスさんなら、そう言われて胸を痛められることでしょう。

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