ある夜、わたしは夢を見た。
わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、
あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
わたしと語り合ってくださると約束されました。
それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
いちばんあなたを必要としたときに、
あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
わたしにはわかりません。」
主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
わたしは、あなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に。
あしあとがひとつだったとき、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」
byマーガレット・F・パワーズ
12 件のコメント:
こんにちは!この詩、探してました~”
とても心があたたかくなる素敵な物語です
お久しぶりです
お探しでしたかあ
見つかってよかったです
素敵なお話しですね
洪さんのブログを過去へ遡っておりましたら、こちらの詩「あしあと」に辿り着くことができました。
最後の行を目にした時、図らずも熱い涙が止めどなく流れてきました。
太平洋放送協会から本も取り寄せ、この詩の背後にあった奇跡の物語についても知ることができました。
宗教や信仰の対象を越えて、どれ程多くの人々を励まし慰め、勇気づけてきたことでしょうね。
邦訳された詩が一枚の栞として本に添えられています。いつもそばにおいて読み返し、今後の心の支えとして参りたいと思います。本当に嬉しかったものですから、コメントさせていただきました。心からありがとうございます。
洪 様
いつも拝読させて頂いております。
以前にも読ませて頂きましたが、素晴らしい詩です。
涙が出ました。
有難うございました。
この地球を生きていく勇気が湧きます。
何度読んでも熱いものが込み上げてきて、涙が溢れてきます。
苦しかった時も悲しかった時も側にいてくださったのですよね。
その苦しみも悲しみも今は大切な宝物になっています。
いつもありがとうございます。
素晴らしい詩をありがとうございます。涙が止まりません。魂が感動しています。
胸がじんわり熱くなりました。
ひとりじゃない。なんて、心強いんでしょう。
ありがとうございます。
神様の優しさを表したお話ですね。
素晴らしい詩をありがとうごさいます。
ひとりで眠る冬の布団が、今日はとても暖かく感じます。
ありがとうございます。なにもないけれど、こんなに幸せです。
こんな風に誰かをやさしくつつんであげられるようになりたいです。
背負ってくれたのは、もうこれ以上悪くならないように…と障害を避けてくれたのでしょうか。
何度読んでも胸がつまり泣けてきます。
いつも一緒に歩いてくれて、時には背負ってまで守ってくれていたんですね。
迷いの中にいると「やっぱり独りなのだ」と思ってしまうことがあるので、とても励まされました。
ありがとうございます。
もうちょっと信じて頑張ってみます。
この宇宙や私たち人間、そして魂を創られた創造主である神は、いつも私たちのことを見守り、導き、助けてくださっています。
でも、エゴの声が大きすぎて、神の声は聞こえない状態で私たちは生きています。
でも、神とは何か、神の目的は何かをきちんと理解すれば、神の喜ぶ生き方(分け隔てない思いやり)ができるようになり、その生き方をしていると、神の声がふとしたインスピレーションなどで与えられていることに気付くようになります。
ですから、神とは何か、神の目的は何か、分け隔てない思いやりとはどんなことかなど、基本的な神の智慧や法則についてもブログで説明しています。
洪さんのようにステキなメッセージをインスピレーションで与えられ、エゴを落としながら幸せに満たされる人が1人でも増えるように、これからも1つ1つ、頑張ります(^-^)