ひとつは安らぎを感じ、平和で静かな時を感じる瞬間です
喧噪の中で過ごしたり、人ごみの中でもみくちゃにされ、満員電車に揺られている時には、あまり幸せは感じられないでしょう
都会の騒がしさから離れ、静かな自然の中や、海辺でくつろいでいる時に、人は安らぎを感じ、幸せを味わいます
そうした静かな時の喜びとは反して、人が感じるもう一つの幸せには、人々との競争の中で感じる喜びというものがあります
たとえばゲームやスポーツなどで、他人と競争し、相手に勝った時に喜びを感じるでしょう
勉強を頑張って、人よりもいい成績を上げた時にも喜びを感じます
他にも、出世競争で人より先に良い役職についたり、人より良い給料を得られる時に、嬉しくなる人もいるでしょう
あるいは人より綺麗に見られたり、若く見られることを喜びとする人もいるでしょう
人には、相手との競争で勝つことによって、喜びを感じるという面があります
このように、人間には幸せを感じる時に二つの側面があり、一つは静かな安らぎを感じる時と、向上した時に得られるものです
スピリチュアルや宗教的な教えでは、どちらかというと後者を控えて、前者の喜びを求めるように教えることが多いでしょう
人と比べて幸せを求めるのではなくて、心の平安を求めるように説きます
私もそのようにかいている記事もありますが、必ずしも一方のみが正しいというものではありません
両者のバランスが崩れて、一方のみが進んだ社会では、歪んできて問題が出てくるのです
世の中があまり向上の原理ばかりで、相手に勝つ事や、向上することばかり求めると、競争社会が激しくなって、落ちこぼれてしまう人が増え、一部の勝者と、大多数の敗者とに分かれてしまう歪な社会となります
一方で、競争を望まずに、平和で変化の無い社会を求めると、社会は停滞し、全体的に貧しくなり、生活も苦しくなってきます
これは自由主義社会と、共産主義・社会主義社会として、地球には誕生してきています
人間にはどちらの性質も持ち合わせているため、二つの異なった対立として現れてくることがあるのです
その根源を辿っていくと、そもそも人間の魂には、宇宙を作られた創造者の思いが各自に宿っているからだといえます
人間の魂は、神仏の子であるといわれるように、この宇宙を作られた偉大な存在の別れでた魂です
そのため宇宙の原理そのものが、私たちの内に内在しています
宇宙は大きく言って、調和の原理と進歩の原理とがあり、それらがバランスをもって成り立っています
調和の原理とは、星々が互いに引き合って、地球が太陽の周りをまわり、月が地球にひかれて離れていかないように、互いに引き寄せあう力です
進歩の原理とは、膨張する力であり、より高次なものを誕生させ、拡大しようとする力として宇宙に働いています
人間にもこうした両原理が内在していて、そのため調和の原理から来る、平和や安らぎの中に幸せを感じるものと、向上し、進歩することによる喜びを感じるものがあります
そうした両方を求める気持ちが人間にあるという事は、私たちが神仏の子である証拠でもあるのです
心を安らげて、人々と調和する生き方を求め、それとともに努力精進も忘れず、日々に向上していけるように目指すことが、真の幸せに繋がっていく事でしょう
調和と発展のバランスが取れていることが、本当にとても大切ですよね。
返信削除まずは足元を調和により安定させて、そこからさらに良いものへと、上を向いてさらなる発展を目指していく…
その繰り返しによって、世界はさらに素晴らしい場所になる。
そのように思います。
だからまずは調和して物事を安定させないと、より良い発展は難しいように思います(^-^)
どちらも大事なんですね。気がつかなかったので知ることができてよかったです。ありがとうございました。両方目指して幸せを感じていけるように頑張りたいです。
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