2019年3月8日金曜日

人工透析治療やめ死亡した件について


都内の病院で、人工透析の治療を本人の希望で中止し、一週間後に本人が亡くなられた件が話題となっています

同病院では他にも人工透析を受けないことを選択した患者が複数おり、亡くなられた方も他にもいらっしゃるため、都が調査するとのことです

この病院の事は存じ上げませんが、本人の意志により、治療を中止するか、継続していくのかの判断を任せるのは、必要な事だと思います

いたずらに延命治療を続けることで、地上での生命を長引かせることだけが重要ではないでしょう

今回の人工透析は延命治療に入るとは言い切れませんが、なかにはただ地上での命を長らえさせるだけの措置もあります

今回の件での批判的な報道の風潮には、地上で生きながらえる事が重要であり、死んだら終わりだという考えが根底にあると思います

人工透析以外にも、癌の治療で樹木希林さんなども、手術や抗がん剤治療をせず、亡くなられている方もいます

そうした治療せずに余生を静かに暮らしたいという本人の意志も尊重されるべきでしょう

人は肉体が滅んだとしても、魂は生き続ける存在です

この世での存続だけが重要だと考えて、病気の治療や救命処置のために、たくさんの管や電線などをからだに取りつけられた状態を続けられるのも問題があると思います

スパゲッティ症候群とも言われますが、そのように延命だけが大切なのではありません

地上での延命よりも、どのような心境で亡くなるのか、心残りを減らして、安らかに旅立つことが大切だと思います

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2 件のコメント:

  1. 同感です。
    肉体が全てだとする間違った思いが延命を良しとするんですね。
    人間は、本来心拍停止瞳孔散大が死の定義ですから不必要な延命は神の意志に反する事になります。発達した医学をどこに向けるかも問題はありますが、この世が全てとする思想そのもが大問題だと言えるでしょう。肉体は限界を超えているのに無理やり生き永らえさせる事は罪な事です。不必要な延命は肉体にも魂にも苦痛を与えるだけです。

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    1. 訂正:心肺停止が正解でした(^_^;)

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