震度六弱で、大きな被害は無いとのことです
ただ、この地域では去年も大きな地震が起こり、大きな被害が出ています
これについて、元総理大臣もの鳩山由紀夫氏もツイートして話題になっています
鳩山氏が述べたのは、地下にCO2を注入する、「CCS」のせいではないか?というものです
CCSとは、Carbon dioxide Capture and Storageの略であり、二酸化炭素(CO2)の回収、貯留を意味しています
これについて昔、地下に高圧で水を注入すると、地震が発生するという件を紹介したことがあります
それと同じように、CO2も高圧で地下に注入すると、地震を誘発する可能性があるかもしれないという事ですね
日本で最初に行われたCO2の地下注入の実験は、2003年7月から18カ月間にわたり新潟県長岡市の天然ガス田で実施されました
そして開始から1年数カ月が過ぎた2004年10月23日、新潟県中越地震(M6.8、最大震度7)が発生します
さらにその後、2007年7月16日には、新潟県中越沖地震(M6.8、最大震度6強)が発生しました
震源はいずれも長岡の天然ガス田から約20kmと近い距離だったといわれます
また、2016年7月から2018年度末までの約3年間で、苫小牧市沖でのCCS、地下へのCO2注入の実験がおこなわれました
そして2018年9月6日、胆振東部地震(M6.7、最大震度7)が発生
まさにこのCCSの大規模実証試験の最中というタイミングで起きたことになります
震源は、苫小牧CCSの貯留地点から約30kmの距離にあり、近いものといえます
このプロジェクトの日本CCS調査株式会社の発表では「実際の二酸化炭素が圧入された地層と地震の震源が位置する地層とは連続性がなく、二酸化炭素の圧入による影響が本地震の震源まで及んだとは考えられません」と述べています
気体の注入も地震の発生を誘発させるのか、正確なところはまだ分かりませんが、可能性があるとは思われます
ですのでこうした地下への高圧の注入は、もっと慎重にされるべきでしょう
4 件のコメント:
いつもブログを拝見しております。
私は北海道在住です。自分が住んでいる地域は震度5でしたが、揺れはすぐにおさまり、被害はありませんでした。
揺れた時は、今月購入したお寺さんの指輪守りを握りしめ、おさまってくださーい!と言うことしか出来ませんでした。
なんの為にCCSを注入するんでしょう
もっと地球を大事に扱って欲しいですね。
CCS苫小牧を誘致していたのは、当時地元の選挙区の鳩山氏です。彼が自分でしてきた因果関係は無視したツイートでした。