2019年1月30日水曜日

児童虐待の原因は何か



親が子供を虐待して、死に至らしめる、あるいは大けがをさせるというニュースが後を絶ちません


どうしてこのような虐待が続くのでしょうか?

そこには社会に溜まっているストレスが、力の弱い子供へと向けられているという事実があります

世の中には様々なストレスがあります

たとえば会社勤めをしていれば、仕事の失敗を上司に責められたりするでしょう

すると責められた人は今度は、立場の弱い取引先の担当に、ストレスをぶつけるかも知れません

その担当者は、受けたストレスを今度は家庭に持ち帰って、妻を責め立てて発散しようとします

今度はそのストレスを受けた妻が、子供に八つ当たりして、ストレスを発散させようとする場合があります

そのように、立場の上の人から、段々と弱い立場の人へと、ストレスが回っていくことがあるのです

そのため最終的に子供へと回っていき、児童虐待まで進んでしまうケースがあります

たいていの親は、子供を守り、庇護しようと働きますが、なかには立場の弱い子供へと、自分のストレスを押し付ける者もいるということです

それではストレスの発生する原因は何かというと、社会の競争原理から生まれます

競争が働くことで、世の中は発展し、進歩していくわけですが、そこにはストレスも生じてしまいます

競争とは世の中を発展させる原理であり、人々がよりよい人生を送るために大切なもので、私たちも成長していくための原理です

そのため競争の原理は、私たちの幸せにもつながるのですが、一方でストレスを生んでしまいます

そのためストレスを減らしていく原理がまた存在しています

それが愛の原理です

世の中に相手を労り、愛情を向けることで、競争の軋轢であるストレスは世の中から減っていくのです

ですが世の中には、求められる愛の量よりも、供給される愛の量が圧倒的に少なくなっています

そのために社会には様々な問題が噴出してきて、児童虐待の問題なども増えていきます

これは他人ごとではなくて、私たちが社会にストレスを生み出している量と、愛を生み出している量が、均衡しないから起こっているのです

相手を叱ったりとか、厳しく指導することは、どうしても必要な時もありますが、そうしてストレスを発生させた分は、それ以上に人に対して愛情を注がなくてはなりません

そうすることで世の中のストレスは減っていき、愛の量が増えていくことになります

地球全体をとりまくストレスの量より、愛の量が上回ってくるならば、さまざまな社会問題は解消されてくるでしょう

私たちの地球には、まだ求められるだけの愛の量が供給されていません

それが社会問題の根底にある、真の課題となっています

問題は他人事ではなく、一人一人の人間の発する思いに関わっているのです

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2 件のコメント:

  1. 動物の虐待も同じ理由からだと思います。

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  2. 癒しを求めてペットを買ったり、
    癒しを求めてヨガや旅行や神社巡りをしたり
    娯楽街があったり。
    このようなことが目立ち流行ってることが圧倒的に皆が自分の癒しのために愛を求め過ぎていて、
    与えることをしていないと気づきます。

    一番の自分の癒しは誰かにしてあげることですね。

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