自分の思いが達成できなかったり、思いもしないようなよくない出来事が訪れて、挫折を味わうことがあります
歌手や俳優を目指していて、ずっとオーディションを受けていても、受かることなく挫折を味わう事もあるでしょう
志望校にチャレンジしたのに、不合格となることもあります
ひとは自分はこうした結果を得られて、こうなるという自己イメージを持っていますが、それが現実世界において受け入れられず、崩されてしまう時に挫折を味わいます
自己のイメージと、現実との間にギャップが出来て、それが耐えられないような気持が挫折と言われるものです
「思考は現実化する」と言われますが、この世においてはストレートに現実化することは難しいわけです
現実世界においては、思ったことがすぐに現実化することはありません
思っていたのにイメージの通りに現実が行かずに、人は挫折を味わう事があるのです
思いはやがて現実を作り出すのは事実です
しかしそれまでにはこの世では時間がかかることがあり、それまで耐え続けたり、より強く思いを持つことが出来るか試される機会もあります
地上の人間が願った通りの人生を歩ませるのではなく、霊的世界の計画で別な道を歩ませるように導いている場合もあります
そのように挫折した時の対処について考えてみます
- 冷静に客観視する
挫折した時に、ひとつにはそれが自分には重大な事のように思われても、客観的にみるとそれほどでもないという事を知ることです
たとえば好きな人に告白して、フラれてしまいショックを受けることがあります
ですが失恋というのはほとんどの方が経験することで、客観的に見ればよくあることなのです
以前に「結婚したい女性有名人ランキング」で女優の新垣結衣さんが一位になられていました
星野源さんとの共演で有名になった『逃げるは恥だが役にたつ』で人気が上昇したのでしょう
世の中の男性には新垣結衣さんと結婚したいと願う人が何万かいたとしても、ほぼ99.99%以上無理なわけです
たいていはそう望んでいる人の一人くらいしか実際に結婚できる人はいないでしょう
真剣に願っていたとしても、ほとんどの方が挫折するわけです
そのように自らの挫折というものも、客観的にみていると、意外と平凡であり、よくある話だということに気づきます
先にあげた受験の失敗なども、世の中には似たような事が吐いて捨てるほど起こっていて、ご自身は生きるか死ぬかと思い悩んでいても、世間ではよくある話として流されているわけです
挫折の渦中にある時には、世界が終わるような重大事件としてとらえていても、実際に冷静になって見れば、それほどでもないことがわかります
自分で苦しみを生み出し大きくしていますが、冷静に見て長い人生のなかでほんの一局面に過ぎないのだという事を受け入れることです
- 執着を捨てる
次に考えるのは、挫折した本人がプライドが高くて、何かへの執着が強い時に、苦しみも大きくなるという事です
プライドが高いがゆえに、挫折を味わう事が許せず、周りの人の目も気にして苦しみを増していくことがあります
そしてどうしてもこの学校でなくてはならないとか、この人じゃなければ嫌などという執着が強くて、苦しんでいることがあります
そのような悪しきプライドや執着は、人を苦しめるものだと悟って、それを手放すようにすべきです
お釈迦様も執着が苦しみの原因だと諭されていますように、どうしても手放したくないと握りしめているものが、あなたを苦しめる元になっているのです
執着を断つというのも必要な事です
- 教訓を得る
挫折の中にあって、そこから教訓を得るように心がけてみましょう
起こる出来事は自分に何を教えようとしているのか?何を学ぶべきなのか考えて、そこから今後の教訓を得ていくのです
そうすることで同じような失敗を避けられたり、周りの人たちに得た教訓でもって教え導く事が出来るようになります
- さらにチャレンジを続ける
一度の挫折を味わったとしても、次の機会には乗り越えられる事もあります
跳び箱を失敗したとしても、もう一度チャレンジすると今度は成功することもあります
実は挫折というのは、その人のやる気を試している場合があるのです
そのひとが本気で望んでいるのか?それともすぐに諦めるような軽い願いだったのか?
あなたの気持ちを確かめるために起こっていることがあります
それが本人のためにもなり、世の中の役に立つ事であれば、諦めずにチャレンジしていくことが重要です
もしも単なる自己満足や、周りからよく見られたいだけの願いであれば、簡単に挫折して消えていくでしょう
本当に自身の使命だと自覚しているのなら、ふつふつと情熱が噴き出してきて、なんど挫折を味わても不屈の意志で貫き通すでしょう
運命はあなたの本気度を試します
- 次の道を切り開く
次は上記とは反対になりますが、挫折を経験して次の道を選ばせるように、導かれていることがあります
たとえば子供のころからスポーツ選手にあこがれていて、将来はプロ選手になるのが夢で頑張っていたけど、途中で故障してしまい、運動が出来なくなることもあります
そうした時には新たな道を切り開くように導かれているのです
芸能界で活躍されている方にも、もとはスポーツ選手になりたかったのに病気やケガで挫折して、芸能界に進まれた方もいらっしゃいます
そのように、一つのドアが閉じたら、次のドアが開くものです
ドアが閉じたことを嘆いてばかりいないで、次のドアを開いていくようにしましょう
過去ログ記事へのコメント失礼します。
返信削除今日(2021年11月23日)、国連が未接種者を国際テロリスト扱いにする、みたいなネットのニュースを見て、強い恐怖を感じています。
しかし、この記事のように考えてみます。確かに、言われてみれば、長い地球史の中で、文明が滅亡の危機に瀕した事は多々あり、その時は、たいてい、全体主義が蔓延し、人々が苦しんでいた。
確かに、俯瞰的に見たら、よくある事ですね。そもそも中国では、こうなる以前から、沢山の命が弾圧され、苦しんでいましたからね。
この世は苦界とも言いますし、従来の日本社会が、むしろ平和過ぎたくらいです。
今の幸せに感謝します。その上で、ハチドリの一滴、できる範囲で続けます。
長文失礼しました。