2023年10月8日日曜日

幸運の舞い込めるスペースは空いているか



今置かれている状況や環境、いまある運命を変えたいと願うなら、手に握りしめているものを手放してください

ひとは新しい環境を恐れ、古い物にしがみついてしまう生き物です

それは蛸壺に捕らえられるタコのようなものです

タコは蛸壺が漁師によって引き上げられる時に、そこから振り落とされないように必死に壺にしがみ付きます

そのため漁師によって壺ごとあげられて捕まえられてしまいます

人も同じように現状を変えることに不安を持ってしまい、新たな環境にチャレンジ出来なくなります

たとえば勤めた会社がブラック企業で、心身ともにすり減らしながらそこから抜け出せずにいる人もいます

職場を止めて新しい仕事を探したり、新たな職場に行く事に不安を感じる事もあるでしょう

あるいは、ダメな男性と結婚してしまい、そのことが分かってもなかなか離婚に踏み切れない人もいます

離婚して自分で生活するのが不安であったり、離れてしまう事に不安を感じてしまうからです

そのように人は変化を嫌い、タコのように必死に壺にしがみ付こうとします

ですが世の中というのはお釈迦様が説かれたように諸行無常であり、とどまり続けるものはなく、すべてが移ろい行きます

時の流れに逆らおいとしても、そこに苦しみが生まれるだけです

ずっと手放せずにいて握りしめているものが、苦しみのもとになっていくことがあります

古い物を手放さなければ、新たなものは入ってきません

自分が持っているモノ、握りしめているものを手放すことで、新たなものが入ってきます

ダメな人だとわかっていても、その彼氏や彼女に執着している人も、それがために新たな出会いを失っています

仕事でも、現状では先細りになるとわかっていても、新たな道を模索せずに、現状を維持したままで過ごそうとすると、せっかくのチャンスを逃し、だんだんと苦しくなっていきます

ひとは何かを捨てることで、何かを得られます

ずっと握りしめているものが、苦しみの原因だと悟り、執着を断って捨てることが、新たな道を開きます

新たなものを得たいと願うなら、手放せずにいるものを捨ててみましょう

捨てることで空くスペースがなければ、新しいものは入ってこれないのです

新刊『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

3 件のコメント:

  1. 不思議なことに、毎回、今の私の現状にぴったりなメッセージをいただいている気がします。とても辛い状況にありますが、毎朝こちらのブログを拝読するたびに、少しずつ気持ちを整理できるようになりました。感謝です。ありがとうございます。

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  2. 今の自分に一番必要な言葉でした。ありがとうございます。

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  3. 自分の場合は過去に失敗した痛みや悲しみを手放せていないのかも。うまくいく未来を期待するより、苦しみが過去にある何もない今を生きる方が安全で傷つかないで済むから。
    ちょっと考え直した方が良さそうですね。

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