この世で生きていると、なぜこのような苦しみや悲しみが訪れるのか、人生に訪れる出来事の意味が分からないことが多くあります
どうして愛する者との別れを経験するのか?なぜ私がこのような病気になるのか?
様々な疑問を持って人は生きます
魂は肉体に宿ってこの世に生まれ出る期間を経験しますが、それは降り積もる雪の時期を経験しているようなものです
冬の寒い時期になると、北国では景色が真っ白な雪に覆われます
雪に打たれながら進む旅人は、そこに何があるかも分からず、ただ一面の雪景色しか目に入りません
そこに命の息吹も感じられず、ただただ白い景色の中を歩んでいきます
雪道を歩んでいる時には、そこに何があるかも分からず、自分が白い世界にいるとしか思えないでしょう
しかし春になり、雪が解けてくれば、そこには植物の芽や、生き物の息吹を感じられるようになります
冬の間に観ていた、ただ白いばかりの世界の下には、実はこんな色とりどりの命が息づいていたのだとは、わからないでしょう
この世という雪の降り積もる世界では、真実は覆われていて見えないのです
あの世へと帰るか、霊的視点を持つことによって、雪の下に埋もれている真実の世界が見えます
やがて雪が解けて大地が顔を出すように、真実が現れる時が来ます
この世に生きる人間には、現在ただいまにすべてを分かることはありません
厳しい冬の時期を乗り切った者にこそ、真実の世界は見えてきます
この世でのわだかまりも、不可解なことや、疑問に思う事も、いずれ雪が解けていくように、すべては溶けて流れていきます
それまで私たちは、厳しい雪道を、一歩一歩とたしかに歩んでいかなくてはなりません
1 件のコメント:
使命を持つ者として、今が辛くとも耐え抜こうとおもいます。このブログにとても励まされています。このブログがずっと残りますように。