人のタイプには、社交的で人との交流が好きな外向タイプと、内向きで自分一人の時間を大切にする内向タイプとがいます
一般的には明るくて友達もたくさんいるような外向タイプが好まれるようですが、どちらにも一長一短あって、どちらが良いというものでもありません
内向型の人というのは、外の世界よりも自分の内面世界に関心があるひとです
外の世界の基準に盲目的に従うのではなく、自分なりの価値観を大切にしますので、まわりが熱を出していても冷静に見ています
たとえば、流行のバッグや衣装などを追い求めるのではなく、自分なりの好みを重視します
まずは自分の内面の価値観に照らし合わせるため、外界の変化に対応するのが遅く、そのため引っ込み思案のような態度を見せます
そうした内向タイプの人は、自分を見つける傾向が強いため、自分の欠点も知っていて、そのために自信が薄いことも多いです
しかし自分の中で確固とした自信を持てば、外の評価に左右されることなく、確固とした信念を持つ人となります
一方で外向タイプの人というのは、興味や関心が外の世界に向いている人の事です
流行などを追い求めたり、世間が良いとしているものを自分も求める傾向があります
そのため周りに合わせることが得意な面を持ち、新しい環境に適応しやすい特徴があります
自分の欠点について考えることも少ないため、自信家になりやすく、他人とも交流をもとめ、社交的な人となります
基準が外的なものに左右されやすくなるため、他人の評価で動いたり、自分の基準というものを失ってしまうことがあります
外向的なタイプは、他人が求めるものを得ることが幸せと勘違いしてしまう事があるため、本当の幸せを見失う事があります
このように人は内向タイプか外向タイプか、どちらかに偏りがちですが、人生をバランスよく渡っていくためには、そのどちらの要素も必要となります
内向タイプの側面ばかりだと、何事も消極的で、何かにチャレンジすることのなく、大きな失敗をしなくても、だんだんと衰退していきます
外向タイプの側面ばかり出ていると、わきが甘くなり、大きな失敗をしでかすことが出てきます
言ってみれば内向タイプというのは守りの特徴があって、敵からの攻撃を避ける盾の役割を果たします
外向タイプというのは攻撃の特徴があって、戦で言えば槍や剣の役割をします
戦いにおいてはそのどちらも必要になるように、内向タイプと外向タイプのどちらの側面も持っていなければ、ダメになることが多いのです
これは組織においても言えるでしょう
会社などを運営する際にも、バリバリの営業タイプを好んで入れていたら、わきが甘くなって大失敗してしまうことがあります
逆に内向タイプの人ばかりだと、新たなチャレンジもしなくなり、大きな失敗をしなくても、次第にじり貧になっていきます
組織を働かせるためには、そのどちらのタイプも必要で、上手にバランスを取っていくことでうまく動かしていかなくてはなりません
個人においても、どちらかに傾きすぎていると思ったなら、バランスを取るようにしていかなくてはなりません
そうして中道に入っていくことで、人は前へと進んでいけます
1 件のコメント:
いつも楽しみに拝見しています。
最近とても興味深いのが、行方不明になった2歳の男の子を救出したスーパーボランティアの尾畠のおじさんです。どんな方なのかとても興味深いですのでよろしくお願いいたします。