・スランプの意味
スランプを経験した人も多いと思いますし、今現在そうであるという方もなかにはいらっしゃるでしょう
世間ではこの世的に見たスランプについて書いていることが多いと思いますので、こちらのチャンネルでは霊的な理由も含めて書いてみたいと思います
まずスランプとは何かということですが、一時的に調子が悪くなることを言い、今まで出来ていたことが急に出来なくなったり、不振におちいることがあり、そうした時期や状態の事をスランプと呼びます
スポーツ選手についてよく言われることが多く、良い成績を出せなくなると、スランプになっているなどと言われます
一般のかたであっても、会社などで営業成績が落ち込んだり、失敗ばかりするようになるなど、スランプを経験することがあります
角野栄子さんの児童書が原作のジブリ映画『魔女の宅急便』を観ても、主人公のキキは立派な魔女になるため、13歳で親元を離れて知らない街で暮らすのですが、ある時から、箒に乗って空を飛べなくなります
今まで当たり前に空を飛んでいたのが、どうしてだか飛べなくなってしまうのです
キキは森の中で女の子の絵描きさんに出会い、彼女にスランプの時のアドバイスを聞いたりしています
物語では、その後無事に、また飛べるようになりました
このように私たちは人生の中で、スランプの時期を乗り越えなくてはならない時があります
・スランプになる原因
スランプというのは、ある程度、自分の全力を出していたことがある人で、それがある時期からなかなか出せなくなった、空回りするようになったということです
ですので、いつも怠けている人には、そもそもスランプは無いと言えるかも知れません
スランプの原因の一つには、あまりに仕事などに全力を振り絞っていたため、精神的や肉体的に限界がきて、魂が強制的にブレーキを踏まされている状態の時があります
このままエンジン全開で走っていたら、もうすぐにでもエンジンが焼き切れてしまうため、ブレーキをかけて冷却しようとしている状況です
機械設備などにもサーキットブレーカーというものがつけられていて、過剰な負荷がかかるのを遮断して、大きな故障を起こさせないような仕組みがあります
そのため、スランプに陥った人は精神的にも肉体的にも、無理をしすぎてしまっていないか、点検してみる事が必要でしょう
「自分は今、休息をとる時期にあるのではないか」と考えてみるのです
このまま突き進んでいったら、病気で倒れてしまうか、短命で終わってしまうかもしれません
そうした時には、一度人生を振り返って見て、無理しすぎなところが無かったかを検討して見ましょう
そして、自分の仕事などにばかり集中して、周りを見ていなかったかを振り返って見るのです
家族の事をないがしろにしてしまっていなかったか、一緒に働いている人の事に気づかいを忘れてしまっていなかったかを反省してみましょう
・スランプの克服法
スランプになってしまう人には、自分の事ばかりに集中して、周囲の人々の支えには気づかず、知らず知らずに周りに迷惑をかけていたり、不和のもとになっていることがあります
そうした時には、まず自分の人生を振り返って見て反省すること
次に支えてくれる周りの人に感謝すること
そして、自分の事ばかり考えずに、人の事を思いやることです
反省は今までまい進してきた歩みを止めて、自分の人生の意義を問い直してみる事です
何か踏み間違っていなかったか、あるいは軌道修正すべき時ではないかを考え、新たな道を模索する時でもあります
感謝というのは、いままで自分がしてこれたことは、実は様々な支えがあって出来ていたことであり、それに気づかずに生きてきたのを改めて、もう一度ありがたさを見直すことです
子供のころはご両親や家族の支えがあって成長でき、勉強ができたでしょうし、大人になってからも、陰で支える仕事をしている人がいて、自分の仕事も成り立っています
そうした当たり前に思って気を留めていなかったことに、改めて目を向け、感謝していくことです
そして自分の事ばかり考えて、仕事をしていた人は、周りの人に目を向けて、自分が何か手伝えないか考えてみるのです
今までは自分の事で頭がいっぱいになってたでしょうが、それを切り替えるためにも、家族や仕事の仲間など、周りの人の事を思って、何かできることは無いか考えてみるのです
何か支えになることをしてあげたり、愛情のある言葉を伝えてみてください
人のために何かをする、人助けを実践することは、スランプ克服に大きな力となります
スランプは、今までの自分で行き詰まりを起こした時になり、新たな自分に生まれ変わることで克服されるのです
・スランプの霊的原因
次に、スランプの霊的な原因について述べてみます
何故か調子の悪くなる時期があり、何をしても裏目に出るような時というものはあります
こうしたスランプと呼ばれる時期には、実は、悪霊などの憑依が影響していることがあるのです
目には見えませんが、死んでから光の世界に帰れずさ迷っている霊がいて、それらのうちには悪霊と言われる存在もたしかにいます
そうしたものが憑いていると、様々な不調の原因ともなります
本人に自覚は無くて、実は憑いているものの影響を受けていることがあるのです
・憑依される原理
憑依を受けるというのも、ただ偶然に憑りつかれるのではなくて、原因があってそうなっています
その原因というのは、悪霊などと同通するような心の状態にあるという事です
この世でも似た者同士が寄り集まるように、霊にとっても同じような心を持った者に同通し憑依します
たとえば失恋して異性にフラれて自殺した人がいるとします
その亡くなった人が自らの軽率な行いを反省することなく、「自分が浮かばれずに苦しんでいるのに、ふった相手などの他人が幸せになるのは許せない」と思って人の不幸を望むようになると、悪霊となっていくことがあります
そうした霊が、生前の自分に似たような思いの人に憑依し、自分と同じように、恋人とうまく行かないようにしむけ、失恋させることで憂さ晴らしをしているような状況にあったりします
そのように、霊の影響で色んなトラブルが発生することがあるのです
あるいは会社を興している人でも、はじめはうまく行っていたのに、ある時から急にうまく行かなくなり、業績が悪化して行ってしまうというような時には、ある種の悪霊の影響の場合もあるでしょう
それは大抵、会社が倒産して自殺した社長さんなど、浮かばれずにさ迷い、同じような心境にあるものに憑いてしまうことがあるからです
そうしたものが憑いていると、スランプや不調の原因ともなっていきます
・スピリチュアルなスランプ克服法
このように悪霊と言われるものの憑依を受けているケースがありますので、スピリチュアルな面で見たスランプの克服法としては、それをはねのける必要があります
悪霊と同調してしまうことで憑依が起こるわけですが、憑依されないためには、今までの自分の思いを改めて見る必要があります
そうした霊と同通する思いというのは、たいていは自分の苦しみばかりに囚われて、周りが見えなくなるのです
憑依を除くためには、反対の思いを出していかなくてはなりません
悪霊は人の不幸を見て憂さ晴らしをすると言いましたが、それと反対の思いとは、人の幸せをわがことのように喜ぶことです
先にも述べたことですが、まず自分の事は置いといて、人のためになることをしてみるのです
小さなことで構いませんので、人が喜んでくれることを考え、実践してみましょう
自己中心の考えは、同じ似たような心を持つ霊と同通し、悪しき影響を受けます
スランプから脱するためには、その自分本位の考えを改めて、何か人のためを思ってみる事なのです
そうすると、今度はご自身の守護霊様や指導霊様と、同通してくるようになります
彼らは、あなたの事を良き方向へ導いていかれますので、繋がっていくことが大切です
心境を改めて、できれば日々に守護霊様に祈り、感謝を伝えていくことです
すると、守護霊様との繋がりも深くなりますので、悪霊から遠ざけ、あなたを導く力が発揮されるようになってくるでしょう
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